短編

□ベルトルト様
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『うそ、うそ…!そんなはずがないじゃない!』
「嘘じゃない、僕はまだ足りないよ」
『そんなっ…だって全部出したよ?!』
「僕のはしぶといんだよ、自分でも抑えられないくらいね」
『いやっ…!この…巨大ソーセージめ!!』
「ふふ、それは誉め言葉かな?」

目の前で悪魔のような笑みを浮かべるこの男はこの国の王子、ベルトルト様だ。

何故私がこんな状況に陥ったかというとこの国の盛大イベント、王子のためのパーティーが開かれたからだ。

パーティーでは美味しいものを食べたり美しい音楽に合わせて踊ったり、割と普通のパーティーである。

しかし、他と異なるのは王子のベルトルト様が会場にいる私たちを段上から見下ろしているということだ。
それはもういやらしい目付きで、まるで品定めをしているかのようだった。

パーティーに参加した女性の中には一度で良いから王子の瞳に写りたいと、過度に肌を露出させた者もいた。

そこまでしてどうするのか疑問に思った時だった。

王子が椅子から立ち上がり奥の部屋に移動を始めた。
またそれと同時にあの露出女が宮殿の使用人にベルトルト様が移動された部屋に連れて行かれたではないか。

『(奥の部屋になにがあるんだろう…)』

気にすることでもないが、ベルトルト様のアソコがパンパンに盛り上がっていたような気がする…。

数分後、帰って来た露出女は身を震わせ青ざめた表情をしていた。
女はそのまま使用人によって家に連れ戻されていた。

『なにかあったのかな…?』

のんきにフルーツを頬張っていた刹那。

バチッ

『ッ…!』

「…ふふ」

王子と目が合ってしまった。

どうしようどうしよう。
直ぐに目線を反らしたけど凄くぎこちなかったな、私。

目が合った時に背筋が凍るような感じがした。
それになんだか笑ってるような感じがしたし…嫌な予感しかしない。

すると、誰かが私の肩を掴んで「来い、王子の御指名だ」と。

その時に思ったのはただ一言。


ま じ か




―――――――――――
―――――――




「よく来たね、こっちに座って」

奥の部屋に案内され…というか強制連行されると、にっこり笑顔のベルトルト様がベッドに座っておられた。

『(鬼だ悪魔だ大魔王だ)』
「ああ、さっきのは全然駄目だったな…君は可愛いし君ならイケそうな気がする」
『え』
「何?って顔してる…可愛いね」
『…』
「実はね、デザートばっかり頬張ってる女の子をずっと狙ってたんだけど」
『(ギクッ)』
「それ以上に性欲が止まらなくてあの露出した女性を指名したんだ…結果は全然駄目だったけどね」
『それで、どうするつもりですか…?』
「分かるだろ?僕が今一番望んでいるコトだ」
『…っ』

ベルトルトはぬこの肩を掴みベッドに押し倒した。

「随分前から君の名前知ってるよ」
『…?』
「気になって調べたんだ…ぬこ」
『!』

ぬこの髪に口付けて香りを楽しむ。
大きな手のひらはぬこの柔らかな胸に触れて強く揉んでいく。

「ぬことずっとこうしたかった…!」
『ひゃ…っ』
「凄い、揉みごたえのある胸だ…僕のがすっぽり入るかもしれないな」
『な、にっ』
「…もしかして知らない?今日のイベントのこと」
『知ら、ない…っ』
「性大なパーティー。それも僕のための」
『!』
「といっても僕は初めからぬこを狙っていたから二人で盛り上げようね」
『あぁっ』




――――――――――――
――――――――




「ぬこを見てたんだよ、ずっと」
『早く抜いてえ…っ』

最中にもベルトルトの言葉責めは止まらず今も尚、抜いてはくれない。

「だってぬこのナカ、想像以上に気持ちイイよ…あ、締まったね」
『やだあ!へんたいっ』
「そうだね、ぬこに対して僕は変態かもしれない」
『やだ、やだあ、へんになっちゃううっ』
「僕のでイッて、ぬこ」
『あっ、あっあっひゃあん!』

これで何回目になるのだろう。
ベルトルトのがぬっぷりと私の中に出たり入ったりしているためか身体が感じやすくなってしまっている。

「ふふ、またイッた」
『うるさ、あっああっ』
「僕にそんな口が聞けるなんて君くらいだ…嫁候補に良いかもしれない…」
『なっなにいって、ふあぁっ』
「ぬこの好きなキスもしようね」

くちゅ、くちゅ…と舌と舌が絡み合う音が部屋に響いた。
私、あの王子とベロチュウしてるんだ…。
なんだか不思議な気分…でも気持ち良いなあ。

「ぬこの子宮と僕の亀頭も一緒にキスしてるね」
『いっちゃやだぁ!』
「ああ、可愛い…」

ベルトルトは私の子宮口でブピュウウゥと射精をするとさらに奥までちんぽを突っ込んだ。

『やだあっなにしてるのっ』
「ふふふ…僕の子種がぬこの子宮から出ないように栓をしてるんだ」
『!』
「ねえ、僕と婚約してくれる?」
『え、あ、えと…』
「愛し合っちゃったわけだし」
『でででも』
「それに僕はぬこのコトが純粋に好きだし」
『!!』


今宵のパーティーは性大に盛り上がり無事に終わった。
そしてなんと王子に婚約者が出来たらしい。
名前はぬこ。
このパーティーに参加したごく普通の民家の娘だそうな。
王子はこの娘に一目惚れし、部屋に招き入れたらしい。


「ぬこ、僕のコトもっと知りたい?」
『いいえ結構です』
「…僕はぬこのコトもっと知りたいな」
『そうですか』
「(ボソッ)…ベットの中じゃあんなに可愛いのになあ」
『うるさい』



お し ま い。

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