短編

□アメとムチ
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※せい様リクエスト!
※でれでれドM変態の続編













「可愛かったよアルミン」


二人きりの時、僕はいつも以上に優しくなる。
アルミンはとても甘えん坊になり僕もそれに応じて甘やかしている。
何故外じゃ冷たく接しているか…?
それはギャップが大事だから。
飴と鞭ってやつかな。
単純な考えだよ。


「ベルトルトは少し意地悪だったね…///」

「そうかな。今はどう?」

「ん…意地悪な時も二人きりの時も、大好き////」

「(…可愛い)」


ベッドがギシギシと音を鳴らす。
俯くアルミンの頬に手を添えてそのままキスをした。


「こんなに真っ赤になって…ふふ」
「べ、ベルトルトが僕にキスするからぁ!////」
「ふふ、ごめんね」


サラサラした髪を撫で耳に掛けてあげる。
髪に隠れて見ることが出来なかった目尻や米神にキスをすれば照れたように笑ってくれる。
その可愛い顔、皆には見せてないよね?


「アルミンちっちゃい」
「!ベルトルトがおっきいんだよ!」
「ほら、暴れないで」
「うぅ…//」


しばらく抱き合っていたらアルミンがふと思い出したように呟いた。


「そういえば、ライナーの胸板はたくましかったなあ…」
「……急にどうしたの?」
「なんかライナーのこと思い出しちゃってさ」
「ライナーと何かあったの…?」
「うんっ僕が転びそうになった時にライナーが庇ってくれたんだ!」
「…何それ」
「胸板が厚くて凄かったなあ…」
「……」
「…あれ、ベルトルト?」
「…ムカつく、(ぎゅうう)」
「ベルトルトー…?」

ドサッ

「わぁっ…」
「アルミン、頼むから他の男の話はしないで…」
「え…どうして?」
「僕以外の奴の話は聞きたくない…なにより、嫉妬する」
「!」

…チュ

「////」
「わかった?」
「うん…っ////」
「大好きだよ、アルミン」
「えへ…僕も大好き/////」


僕らは何度も求め合って甘いキスを繰り返した。
それは誰も知らない、僕らだけが知っているとろけるようなキスだった。




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