Safflower to you
□ハンター試験@
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試験会場がある港町に到着した私達は、船長のアドバイスを元に、山の一本杉を目指した。
そして、そこで出会った老婆の「ドキドキ2沢クイズ」に正解し、ナビゲーターの凶狸狐の案内で、無事に試験会場にたどり着いた。
エレベーターを降りて試験会場に入ると、最初に豆みたいな人から“406”と
書かれた番号札を貰った。
次にトンパという男が話しかけて来た。
(胡散臭そうなおじさんだな……)
そして、お近づきのしるしにとジュースを貰ったが、すぐにゴンが”ヘンな味がする“と言った。
シルヴィアも怪しいと思いすぐにジュースを捨てた。
次に、トンパはハンター試験の常連について(聞いてないのに)ぺらぺらとしゃべりだした。
その中でも要注意人物が、奇術師ヒソカだ。先程、ぶつかった受験生の腕を消してしまったのをシルヴィアは見た。
(あの人には絶対に近づかないでおこう……)
会場を見回すと、トンパが少年に話しかけられているのを発見した。
白髪の少年が、トンパからジュースを貰いそれをゴクゴクと飲み干している。
それを見たシルヴィアは驚いた。
(えっ!?あの男の子……大丈夫なのかな)
少年を心配したシルヴィアだが、こんな言葉が聞こえた。
「俺なら平気だよ。訓練してるから、毒じゃ死なない」
それを見たトンパは、大量の汗をかきながらそそくさと離れて行った。
(やっぱり何か入ってたんだあのジュース……あの男の子、毒じゃ死なないってどういうことだろう)
* * * * *
ジリリリリリリリ
「では、これよりハンター試験を開始いたします」
ベルが鳴り、一次試験管のサトツという男が現れた。
一次試験の内容は二次試験会場まで彼について行くこと。
ものすごい速さで歩き出したサトツを追って受験生達はいっせいに走り出した。