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自己紹介?面倒だし名前だけでいいよな。


そんな俺は、どういうことを言えばいいか訪ねる声に心のなかで突っ込んだ。











なんでそんなこと聞くんだよ
テキトーに名前だけ言っとけばいーじゃんかよッ!!












       ♦♢♦♢♦







外に出て、自己紹介をしている第七班。




そんな第七版の班員である俺。

一番最後に話すことになった俺はみんなの自己紹介を聞いていた。




名前しか分からない『はたけカカシ』(名前は覚えた)

ラーメンばっかりのナルトの自己紹介。



…どちらもこせいてきな自己紹介である。














まあ、内容は大体しか覚えてないけどね



自己紹介なんて、名前だけ覚えときゃいーんだ



社交性ゼロ?


人に失礼だ?




いーじゃん、めんどくさいし。

















と、サスケの番になる。


普通に自己紹介した、と思えば、何か物騒なことを話し始めた。




うちは一族の話は少し知っている。




家もまあまあ有名な家系な為、話は自然と耳にはいる。









“復讐”か。




俺はそうは考えない。






自分だけ生き残れたんだ。


復讐に時間を使わず、死んだ人のためにも有意義に過そう。

そう考える。




人の生き方はそれぞれ。

復讐が良いのだというなら止めない。





俺はサスケの憎しみは分からない。

だから止めることは出来ない。

















サクラの黄色い声が聞こえる。


おそらく、サスケのことでも話しているんだろう。




それを気にせず、空を見上げた。

まぶしい日差しに少し目を細める。



暖かい日差しがじんわりと冷えた体を温めてくれるきがした。 

























「次、明後日の方向見てる子」



『俺?』






いつのまにか、サクラの自己紹介は終わっていて、みんな俺のほうを見ていた。












『あー、俺は苗字名前。
好きなものは特に無い。
嫌いなものは面倒なこと。
将来の夢は....んー、人の為に生きたいかな』





「…カカシ先生と同じで名前しかよく分からないってばよ!!」


『え、いいじゃん、めんどくさい。
名前だけ分かればいーんだ』




ナルトに突っ込まれるが、それを真顔で切り返す。














“人の為に生きる”

それは俺の夢。







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