シングル

□初の、、、デート?
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どぅーいし
「あゆみーーーーーん

ナハハハハハ…」


ちょっとだけ勇気を出して、ちょっとだけ遠いところに遊びに来た。


くどぅーと、二人で。
二人で!!


こりゃたまんないなぁとか思ってたら、ギャンギャン騒いでるし。


まーちゃんに子供子供いってるけど、あなたもこ・ど・も!


えっ?


えーそうですよ、そんな子供を好きになったんですよ。嘘じゃないです本気と書いてマジです。


あ、楽しかったみたい。
すんごい笑顔でこっち来た。


「あゆみん、次あれ乗ろ!ぜってぇー楽しいよ!!」


ほら早くってグイグイと手を引くくどぅー、本人無自覚で気にする要素はないけど


一応、手…









…ま、いっか
とりあえず、今日は、こんなもんで。


華奢で細めだけど、大きくなりつつある背中を見ながら、ギュッと手を握ってみる。


ふと、立ち止まる訳じゃなかったけど。
「あー、あゆみん、」


くどぅーは振り返らず、相変わらず引っ張ってる。



次に乗るだろうアトラクションが、もう近く。
この手も、あと少し。



あー、あゆみん、その続きは、よく聞こえなかった。



けど、聞こえた気がした。








“また来ようね”





今度は、この手がいつまでも繋げますように。

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