新ハヤテのごとくSS

□変態を泉に沈めたら大変な事が起きました(※じつはハヤアテ!こてつはでるけどハヤ×こてではない)
1ページ/4ページ

「くっそー!いい加減にしろ!!この変態!!」

「わーははは!!そう照れるなよマイスイートハニ〜!ちょっと抱きついて、ハアハアしただけじゃないか〜」

「そういうのを犯罪っていうんだ!!」

ここはどこの森なのかわからないどこかの県の深い森
お嬢様の頼みで遠出して買い物した帰り、この変態(虎鉄)と遭遇した
いつもどおり半殺ししたんですけど、今日は違った
なんと、この変態ピンピンしてやがるんですよ〜
このままじゃ、ラチがあかないと逃走した僕だったんですが、変態は防御力だけでなくスピードもパワーアップしていた
完全に僕の誤算だ

「なんだ綾崎ィーこんな人気ない深い森まで来て?そうか誘っているんだな!!
『ここでなら誰も見てないよ』『じゃあ好きなだけ声をあげろよオレだけしか知らない艶のある声を』
『あっ、ダメ!そこは…』
というわけだな!!かわいい奴め!!最初からそういってくれれば私だって…」

逃げるんだったら警察署にするべきだったーーー!!!

この変態野郎どんどん勝手に妄想してやばい方向にいっているし、僕の貞操マジピンチですよ…

「あっ、しまった!!」

僕の目の前には大きな泉が、とても飛び越える距離じゃな

万事休すですか

「つーかまえたぁぁぁぁぁ!!!」

「うわあああーーーーーーーーーー!!!!!」

後ろから抱きつく変態野郎
やめろ何をするつもりだ
僕の頭の中で警報がなる
早く脱出せよと
このままでは腐女子が喜ぶアブノーマルな世界へ連行され二度と戻れないと

嫌だ
そんな恐ろしい地獄のような未来予想図は
僕には帰る場所がある
待っている人達がいる
だから





「死ぬわけにはいかないんだぁぁ!!!(性的な意味で)」

僕の体に手を回す変態野郎の両腕を掴み、僕は

「お前は沈んでろぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ストUのバルログのようにバッグドロップ
側の広がる泉にイズナドロップして沈めた
どおおおーん!!

森中にまるで機雷が水中爆発したような騒音と水しびきが飛び散った

「はあはあはあ…まったくこの変態は…ほんとに…」

荒い息を吐きながら僕は心を落ち着かせる
早くこの場を立ち去ろうとした時、異変に気づく

「…あれっ?」

泉に水泡が浮かんでこない
水中から上がってくる様子もない
おかしい
たしかにかなり水底まで叩きこんだが
あまりにも静かすぎる

あの変態がこの程度で死ぬわけないし、もしそうだった
ら毎日苦労しない
それとも足でもつって水死したんだろうか

「……」

やばいどうしよう
この若さで刑務所かよ
いやいや僕は悪くないですよ!悪いのはあの変態だ!
これは正当防衛であって…

そんなときだった
僕が完全犯罪をするか葛藤している時
目の前の泉がパァーと黄色く輝き始めたのだ

「えっ?」

なにこれっまさかあの変態化けて出てくるつもりなのか?
あの変態野郎…死んでまで僕に付きまとうつもりか!
勘弁してくださいよ〜これは伊澄さんに頼んでお祓いしてもらうしか

「あ、あれっ?」

泉からズズーした感じで人が少しずつ頭から出てきた
なんですか!テセニーゼ先生みたいなあの登場の仕方は!
髪の色からしてあの変態でなかったことに僕は心から安堵したが

「お、女の人!?」

顔が見え、僕は相手が女性であることに気づいた
…まてよ、この状況どこかで聞いたことがある
昔、両親が



・・
『泉の精霊はいいました
あなたが落としたのは金のオノですか?それとも銀のオノですか?それとも普通のオノ?』

『へー』

『それでハヤテくんはどうすればいいと思う?』

『僕は正直に自分の落としたオノをだという方がいいと思
うよ』

『…ハヤテくんそれは大きな間違いだよ』

『えっ?』

『いいかい。この泉の精霊怪しいと思わないかい?そんな都合よく金のオノと銀のオノを持っているわけないじゃないか』

『う、うん…』

『たぶんこの泉の精霊はあらゆる金銀財宝を隠し持っているんだよ。例えば落としたのがブラジャーだったとする
そしたら金のブラジャーと銀のブラジャーを出してくるんだ』

『え、ええー!!』

『精霊はきっと私はこんなに立派なのを持っているのよ
それに比べてあなたのは同じ物でも平凡な素材でできてるっと内心優越感でいっぱいなんだよ』

『で、でもだったら、隠さなくても泉の中にいなくて外にでて見せたらいいんじゃ』

『あのねハヤテくん固定資産税って知ってるかい?』

『はっ?』
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ