新ハヤテのごとくSS
□アーたんを救え!
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「アーたん!!」
「聞きなさいハヤテ…今から私の最後の力でこいつを私ごと消し去ります。私が消えれば鷺ノ宮さんをつかんでいる腕も消える。そしたら王玉のレプリカを鷺ノ宮さんと壊して、ここを立ち去りなさい…」
「そ…!!そんなのダメだよ!ぼくは君を助けに来たんだ!!」
「いいの…これは私の招いた罰だから。ハヤテ…いつもいつも……あなたを傷つけるばかりでゴメンね…」
「アーたん…」
ガン
「おおおー!!」
地面に拳を叩きつけ、血だらけの重傷でありながら必死に立ち上がろうとハヤテ
(助けるんだよ!!)
ハヤテの脳裏に過去の思い出が浮かぶ
『けどあなたの心がずっと…「助けて」って叫んでいる事だけは聞こえているわ』
「うああああああああ」(助けるんだよ!!今度こそ!!)
『目の前に泣いている女の子がいるのに…ハヤテは守ってあげないの?』
(決めたんだ十年まえに……!!)
『今度雨があがった時にちゃんと謝ろうな…』
「ぼくはまだ…君に言わなくちゃいけない事があるんだ…」
(君を助けるため…!!伝えるため…!!)
そしてついにハヤテは立ち上がった
最愛の人を助けるために
自分の気持ちを伝えるた
めに
「だからこんな所であきらめるわけにはいかないんだ!!!」
「オラたちにまかせろ!」
「へっ?」
突如、二人の男が現れた
一人は髪が逆立ったたくましい男ともう一人はスキンヘッドの男だった
「クリリンたのむ」
「おう!」
スキンヘッドの男が手をかざすと薄い円形状の物体が浮かび上がった
「気円斬!」
それはキングミダス目掛けて飛んでいきアテネとキングミダスを切り離した
「アーたん!!ぐっ…」
落下するアテネを受け止めようと動くハヤテだが深手を負っていてうまく動けない
だがさきほどのスキンヘッドのがアテネをキャッチしてハヤテの側に運んできてくれた
「シャアアアー」
アテネを奪われ怒り狂うキングミダス
「うるせーぞ。おめえ」