新ハヤテのごとくSS

□ニヤリ…計画どおり
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ハヤテが目を覚ますとそこは知らない天井だった。木造ではなく、そして天井も少し高かった
壁も清楚でヒビ一つない真新しい
部屋も和式ではなく洋室でそしてナギや咲夜の家みたいにバカ広くないがそれでも一般家庭の部屋より少し広がった
そうあきらかにこの部屋はムラサキノヤカタではない
だがそんなことなどささいなことに過ぎなかった

(どうしてぼくは服を着ていないんですか!?)

そう高級感のある大きめのベッドの上で生まれたままの姿だったのだ
そして

「そして…この女の人はだれですかぁー!!!」

すぐそばには幸せそうにスヤスヤと眠る20前後くらいの裸の女性が眠っていたのだ
その表情は心身ともに満たされて満足そうだった

「いったい何がどうなっているんですか!?こんなテレビドラマのような展開は!」

混乱して何がなんだかわからないハヤテ
気絶させられた記憶も酒を飲まされた記憶もない
それなのに自分がなぜこんな状況になっているかわからない

「んっ……あらハヤテくん起きたのね♪」

ハヤテの魂の叫びにより横で寝ていたキレイな女性が眠りの世界から帰還したようだ

「あ、あのいったい何がどうなっているんですか?あなたは誰ですか
?」

激しく動揺しながらもとりあえず現状確認と女性の状態を聞くハヤテ
いくらハヤテでもこの状況がどんな状況なのか予想はつくがそれが何かの間違いであって欲しいと砂つぶほどの希望を願いたくした
そしてこのお姉さんが誰なのかわからなかった
どこかで見た記憶はあるが

「や〜ね〜綾崎くんたら男と女が裸で寝ていたら何があったかわかるでしょ〜♪それに綾崎くんはおばさんの顔忘れちゃたの?」

少し悲しそうに見つめてくる女性

「ええー!!」

ハヤテは驚いた。目の前の女性は誰がどう見てもおばさんなんかには見えない
自分より2〜3歳年上のお姉さんにしか見えないのだ
そしてやっぱり予想ははずれてなかったんだなと

「…フフ…やっぱり若いわね〜イ」

驚愕したハヤテを妖艶な笑みを浮かべながらハヤテのある部分を見ていた
ハヤテはその視線に気づき、とっさにフトンで自分を身を隠した

「ど、どこ見ているんですか!?」

顔を赤らませながら自分の体を隠す姿はまるでウブな乙女のようだった

「ねえ、ほんとにわからない?綾崎くんとは何回か会ったことがあるんだけど」

「す、すみません…」

申し訳なさそうにするハヤテに女の人は明るい笑顔で
告げる

「私はヒナちゃんのお義母さんの○○よ」

「え、ええええええええーーーーー!!!!!ー」

なんとクラスメートで同級生であの白皇学院の生徒会長桂ヒナギクの義母だったからだ

(た、たしかによく見ると髪形もほとんど同じだし、面影も多いけど…)

しかしいくらなんでもパーマするたび若くなるヒナギクの義母でも20歳前後にまでなるなんて誰が思うだろうか
それ以前にそのヒナギクの義母と自分とこんな状況になるなんて夢にも思わないだろう

「ヒ、ヒナギクさんのお義母さんでしたか…す、すいませんお気づきにならなくて…で、でもいったい何がなぜこんなことに?」

「実はねえ…」

ヒナママは満面の笑みを浮かべながら、うれしそうに説明し始めた

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