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□merry X'mas
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「あー。気持ちよかった。やっぱ風呂入るとさっぱりするなー」
「ちょっとヒョン、髪乾かしてないじゃん。風邪引くよ?乾かしてあげるから、ほらココ座って」
「……ん」
「もうー何でこうゆうところはズボラなのかな」
「めんどくさいんだよ。女子じゃあるまいし」
「ふーん。ねぇ、もーすぐクリスマスだね」
「え?何?ドライヤーがうるさくてよく聞こえないんだけど!」
「もーすぐクリスマスでしょ!!」
「ちゃんと聞こえてるよ。ばーか」
「もう聞こえてるんじゃん」
「お前が俺の事ズボラとか言うからだよ。で、クリスマスがどうかしたのか?」
「ヒョン、何か欲しいものある?クリスマスプレゼント渡そうと思ってさ…あ、俺でも買える範囲にしてね?」
「クリスマスプレゼントなのにバラしちゃっていいのかよ。そうだなぁ…
俺の事バカにしない弟達とか?あいつら俺をリーダーだと思ってない時あるからな。あと休みも欲しいな。ワガママだけど…」
「何か欲しいものがお金で買えないやつばっかりなんだけど…何か無いの?指輪とか服とか…」
「うーん…物じゃないとダメなのか?」
「物じゃないと買えないじゃんー。休みは社長にお願いするとか出来るけど…」
「俺が一番欲しいの、物じゃないんだけど」
「じゃぁ無理じゃん…でももしかしたら何とか出来るかもしんないから一応聞いとく…何が欲しいの?」
「ウヒョン」
「え?」
「だ、か、ら、ウヒョン!ナムウヒョン!お前なの!」
「………」
「何か言えよ。恥ずかしいだろ」
「それが一番欲しいものなの?」
「そうだよ。お前だよ。今一番欲しいものは。」
「ヒョン…俺なんかでいいの?」
「あぁ。クリスマス予定空けとけよ?プレゼントなきゃ意味ないだろ」