長編 男主
□第2話 gleam of hope
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「流川楓、富ヶ丘中出身…」
流川楓…、富ヶ丘中…
『あぁ!!お、お前あの富ヶ丘中の流川か!?』
おもわず大声で叫んでしまい
先生に注意された
俺の言葉にコクンと頷いて流川は席につく
『流川、お前なんで湘北に来たんだ?やっぱり安西先生がいるからか?』
流川ほどの選手なら 名門校からの誘いが山程きているはずだ
なのに湘北を選ぶということは
安西先生は一体何者なんだろう…
「家から近いから」
しかし、流川の口から出た答えは
俺の予想を遥かに超えた
ものだった…
『お前、バスケ部活入るのか?』
「あたりめー」
『そうだな、流川がいれば心強いな!』
「お前も入るだろ?…」
流川が当たり前のように尋ねてくる
『バスケ部には入るけど、この目じゃプレーヤーにはなれない…だからマネージャーとして入部する。』
さすがの流川も驚いた様子で俺を見ていた
「…見えねーのか?」