ショート(復活)

□愛なんて人それぞれでしょ?
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放課後。
応接室で仕事をしていた雲雀は聞きなれた足音を聞きとった。
自然と頬がゆるむ。愛しい恋人が来たのだ。
しかし、その足音がひどく慌てているのがわかって眉根を寄せた。そして…

「ヒバリさん!!!!!」
「綱吉?」

いつもなら控え目にノックしてから入ってくるのに…
今日は荒々しくドアを開け放った綱吉にますます眉根を寄せる。

「綱吉。どうs…」
「どうしましょう!!?ヒバリさん!!!」
「は…?」

唐突に綱吉が聞いてくる。
雲雀には何の事だかさっぱりだ。
しかし、うるうると今にも泣きそうなほど瞳を潤ませる綱吉の様子は雲雀を動揺させるには十分だった。

「つ、つなよし?どうs…」
「俺…おれ…DVされているんですか!!?」
「は…??」

雲雀は一瞬頭が真っ白になった。
しかし、切羽詰まった様子の綱吉にすぐさま我にかえり、とにかくそう思うに至った経緯を聞きだす。
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