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□第1話
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犬神はほとんどがMだ。

俺は、まれに生まれる希少な犬神。

そう、ドSなのだ。

そして昔、俺は女として生きていが、女であり希少なため、ほかの犬神からいじめられていた。

俺は、耐えきれなくなり女の性格を封じた。

すると、いじめられなくなったが、誰も近寄らなくなった。

ただし、一人だけ友がいる。

ドMの桃央だ。

桃央は俺の所に来る。


「「いたぶられるために」」


桃央は、俺の秘密を知っている。

と言っても、教えたわけじゃない。

見られたのだ。

俺は、普段髪を結んでいるが髪をほどくと、女の性格になりドMになる。

そこを、ちょうど桃央に見られたのだ。

なので、ばらされないように桃央の言うことをある程度きかなければならない。

ばらされると、またいじめられる可能性があるからだ。

桃央の最初の命令は、

「お前とかじゃなくて名前で呼べ」

だった。

意味がわからなかったが従うしかなかった。

それから、桃央は度々来るようになった。

そのたびに、いたぶられるような命令をしてきた。

俺は、わかった

(桃央は、犬神一のドM犬だと)

で、今現在にいたる。
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