千切ったものと契られたもの
□秘書の言葉
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「………」
私はほぼ絶望の眼で虚ろになっていた。これからどんな事をされるのか―大体予想できる。
社長の手による躾。私が、二度と飼い主の手を噛まないように。厳重なお仕置きがされる。
私―このお仕置きで……壊れちゃう…。
「……この先どんな事されるのか……改めて言ってみろ」
全裸の私を前に、社長はネクタイをはずしながら言った。
「………」
「…言えないのか?」
社長は冷たく私を見下ろす。
「……」
「言いたくないと?」
社長はそう言って、自分のデスクに向かった。そして取り出したのが―
「っ!!」
あの、ピアッサー。