千切ったものと契られたもの
□御もてなし
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「………っん……」
私はデスクに座っていて、時折敏感に感じ取るこのいやらしい感覚に喘ぐ。
「ああん!!」
私の中に埋め込まれているバイブは、時々止まっては、急にまた動き出す。
はっきり言って仕事にならない。
だけど。
「柚香子。この書類も作成してくれ」
社長は微笑みながら、仕事を私に渡してくる。
「喘ぎ声もいいが、客が来た時は抑えていた方がいいぞ」
「あっ…やあ!」
私は再び強い快感に襲われると、バットタイミングにドアを叩く音が響く。
「お茶を出してくれ」
社長は私を見下ろし、そう言い放つ。