千切ったものと契られたもの
□メイドの仕事
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「―っきゃっ!」
社長は部屋に入り、私をベッドへと投げ飛ばした。
そのまま社長は私の上にのった。
「っしゃっちょう…」
社長のオールバックにしている黒髪が少し乱れ、前髪は綺麗に揺れていて。
一方私は呼吸が苦しかったり。
顔が赤くなったり。
「…余裕だな」
社長の眼が鋭くなったのに気付き、私の身体は強張る。
「主人を出迎えることを忘れていた駄目メイドが…」
「すっすみません!」
私は目をつぶった。社長の眼を真っ直ぐ見られない。
「まあいい…」
社長の言葉でホッとしたのも束の間。社長の手は私の下を弄って。
「っ―!何をっ!!社長!!!」
「こっちのお出迎えはちゃんとしているのか?」
「―っ!!」