お花売りの少年

□お昼寝です
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『……くぁ…』



あの後、どうにも信じられない様子のシンドバッドに唸りながらも最終的には信じてもらえたようだ。


キオラはブラブラと歩いていた。




『んー…』



確かにあの時、シンドバッドは遊んでくれるといった。


が、何やらサボリ癖があるらしくしばらくおあずけ状態。

暇を持て余したキオラは目的もなく歩いていたのだ。




『っ…?』





ふと、視線を感じた。



ここには自分以外誰もいないと思っていたのだが、どうやら先客がいたようだ。



キオラは恐る恐る視線を感じるほうへと向かった。




『っえ…』




そこにいたのは一羽の野鳥。






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