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□好きなタイプと
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「好きなタイプと好きになる人って、違うわよねぇ〜」

「急にどーしたんですか?カマーさん」


金魚草イベントの衣装合わせ。5着目の衣装に袖を通したところで、ファッションデザイナーのカマーさんが突然そんなことを言い出した。



「んー?アタシねぇ、今好きな人がいるんだけど、ぶっちゃけると、全然好きなタイプじゃないのよぅ。
改めて考えてみたら、好きだなぁって思うタイプと、実際好きになる人って、違うわよねぇーって思って」


「そーゆうものですか?」


よくわからなくて、私は首を傾げた。
今まで好きになった人たちは、なんていうか、大体似た感じだったし…

「ちなみにマキちゃんはどんな人がタイプ?」

「えーと、面白い人…かなぁ。」

話が面白くて、一緒にいると楽しくて、そして私の話をゆっくり聞いてくれる、そんな人がいい。

理想の男性像を思い浮かべつつそう言えば、カマーさんはにっこりとわらってこう言った。

「ふふ…きっと、どーしてこんな人を、って人を好きになるわよ」


***********

「好きなタイプと好きになる人、かあ…」

撮影が終わったあと。
ひとりぶらぶらと楽屋に戻っているときにふと、カマーさんの言葉を思い出した。

…やっぱりよく、わかんないなー

好きなタイプだから、好きになるんじゃないのかな?


好きな人…好きなひとか…


『マキさん』

突然、自分の名を呼ぶ綺麗なバリトンを思い出した。

大きくて、一本角の、鬼神

ああ、うん。

「ほーずき様は、面白い人ではない…かな」


さらりとした黒髪の、かっこいい人ではあるけれども。

容赦なくて怖いし、金魚草好きすぎて怖いし、発想からして変わってて怖いし…

って、あれ?


なんで私、"好きな人"で鬼灯様のこと思い出したのかな?

なんで…


……………………



「………まあ、いっか」

答えを見つける前に、私は思考を停止した。

次の収録もあるし


それに…



まだ、気がつかなくてもいいことのような気がして。

************************
無意識に鬼灯様を"好きな人"認定してるマキちゃんとかかわいーんでねーの?というアイデアからきたお話し…だったん…ですが…

最近文章が書けなさすぎて泣けます(;o;)


ここまで読んでいただきありがとうございました(*^_^*)
 

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