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□すれ違っては
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「……はい?…僕が何したって言うんですか…!」
「…それすらも分からないのか、テツヤ」
「分かるも分からないもないです、僕は悪くないです。」
「あぁ、そうか…好きにするといい」
赤司くんと僕はすれ違いが多い。
僕は悪くない、悪いのは赤司くんだ。
お互い頑固だから、こうなると暫くはギシギシと悪い感じが続く。
皆さんには申し訳ないとは分かっているんですが…
「…テツ、またかよ…」
お前らもまだガキだな、なんて笑いながら僕の隣に座る。
ガキなのは赤司くんです。
そんな僕を見てまた笑う青峰くん。
まあ、彼なりに気を使っているんでしょうね。
赤司くんは相変わらずカリカリしてます。
チラチラ見ていますが、何なんですか…全く。
その後、再開された部活も何だか空気が重かった。
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