強豪少女達と消失少女
□にじゅうさん 青き炎と紅き瞳の誓い
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ミサキをメモリージャッジメントから救出したサエ達は三和と合流した。
フヨウをお姫様抱っこしている彼を見た彼女達は驚いていたが共に道を進む。
進む先に、彼がいると信じて。
進んだ先にいたのは封印の玉座には行かせんとばかりに佇んでいるガイヤール、そんな彼を睨んでいるカムイ。
ガイヤールは三和達が無事なことに驚いていたが、カムイは「これがメイトの力だ!」と堂々と言い放つ。
ユタに「君は何もしてないでしょ?」と呆れられていたが。
「巫フヨウ…ははっ、無様な姿だ。力を使い果たして眠っているなど笑える。所詮そんな覚悟「君さ、本気で言ってるの?フヨウはただ、自分が本当に戦う相手がいるから力を“温存するために”眠っているだけ。そんなことも分からずに貶すあんたに、メイトがどうだのこうだのは言われたくないね。」
キッパリとガイヤールに反論したユタ。反論された彼は憎々しい視線でユタを睨んだ。
怒りのままにユタにファイトを挑もうとしたが、三和により阻まれる。
フヨウを傷付けたこいつだけは、絶対に負かさなければならないと付け加えて。
「ユタ…フヨウを頼む。」
「……分かった。」
眠っているフヨウをユタに預け、三和はデッキを取り出しガイヤールを睨む。
ガイヤールがホーリープロミネンス・プリズンを展開し、裏側にセットしたカードを表にすることでファイトは開始される。
ガイヤールは「ころながる・解放者」、三和は「女神の担い手 シースト」―なんとグレースゴッドだった。
彼のデッキが違うことに驚くカムイ達だったが、サエとユタは然程驚かない。2人は三和に頼まれ、グレースゴッドのデッキを作るのを手伝っていたのだ。
三和はそんなことを気にしてない様にルナーにライドしターンを終えた。
「……?(あれはまさか、グレースゴッド?三和タイシのデッキは、確か櫂トシキと同じ“かげろう”だったはず……)疾駆の解放者 ヨセフスにライド!アタック!」
「奈落の歌姫セレンにライド!コール、アタック!」
「ライド!不撓の解放者 カレティクス!更にコール!カレティクスでアタック!ドライブチェック…ヒールトリガー!」
ダメージを1枚回復し、続くリアガードのアタックも通させることに成功したガイヤール。だがそんなことを全く気にしてない三和は「奈落の守護神タルタロス」にライド。
更にトゥルースをコールし、スキルでブルーノを退却させる。アタックはタルタロスのみ通った。
「何故だ三和タイシ…君は何故、櫂トシキの封印を解こうとする!何故アイチ様の邪魔を、覚悟を揺らごうとさせる!?」
「何でってか…んなの答えは一つしかねえ!櫂もアイチも、俺達のメイトだからだ!」