追憶少女と記録者少年

□No.7 一緒に帰ろう
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トキハは自身を襲っていた頭痛が収まり、落としたカードを拾い始める。

ミサキは少しだけ安心するが、その直後に二人を包む黒い結界が現れる。

リオンはその中に入ろうとしたが、それより先に入った人物がいた。シャロンだ。

続けてリオンも入ろうとしたが、ニールにより阻まれる。彼は先程ルカの特殊能力を奪い、超脚力を手に入れていた。


邪魔をされたことに怒りを覚えたリオンは、ニールを叩き潰すと言い、彼を『半殺しにする』ことにした。





******

ミサキはシャロンが入ってきたことに驚くが、トキハは特に気にすることなくカードを引いた。

改めてミサキはトキハを見た。

そして気付いた。



彼の雰囲気が、鋭利な刃物のように鋭く変わっているのを。


「或月…?」


『…強さを求める機械仕掛けの生命体…強さの象徴として、君臨せよ!ライド!無幻侵蝕体デスアーミー・コスモロード!』


「コスモロードの登場か…。」


シャロンが意味深にトキハを見ると、彼は松葉色の瞳で、彼女の濃いピンク色の瞳を射抜く。


「…あんたは誰だ。」


『…俺は俺、さ。』


「っ。違う…あんたは或月じゃない!或月はどうしたんだ!」


『…俺の名前はフォース。安心しな。あいつには少し休んでもらってるだけだ。』


「そんなこと聞いてない!或月を返せ!」


『……返せ、ねぇ。』


意味深な声色で話したフォースはデスアーミー・ガイをコール。

コスモロードのスキルを発動し、レディとポーンをレストさせ、パワー+5000とした。

更にデスアーミー・ナイトをコールし、レディとポーンをスタンドさせる。

彼はコスモロードのスキルを2回発動し、コスモロードのパワーは合計で25000と破格の数値を叩き出した。

それだけではなく、彼はコスモロードのリミットブレイクを発動。

リアガード全てをスタンドさせ、コスモロードのクリティカルを+1とした。
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