そんな訳で。
早速愛しい女神の部屋に訪れたシュベルトであったが―――
「あ。もうこんな時間か」
「!!」
「全く、時間が経つのは早いものだな」
久しぶりに再会したせいか、予想以上に話しは盛り上がりを見せ
ふとアリエトが時計に目を配った時には既に二時間以上が経過していた。
だから
「本当だ。僕も全然気付かなかったよ」
「どうする??もうそろそろお開きにするか??」
「……‥‥‥」
次期主神と持てはやされ、多忙な日々を送るシュベルトの身の上を考慮して彼女はそう持ちかけたのだ。
しかし、シュベルトは何故か直ぐに返答しなかった。
代わりにアリエト同様、チラリと時計に目配せをしながら
「…‥じゃあ、もう一杯紅茶をご馳走してから帰ろうかな」
なんて言い出したのだ。
そんな、別れを名残惜しむかの様に小さく笑っておかわりを申し出る幼馴染に淡い恋心をかつての幼き日に抱いていた事を思い出した彼女は
「ふふ。分かった」
懐かしさ故か、ほんわかした気持ちでとぽとぽと白い陶器に紅茶を注いでやったのだ。
其れを優雅に口に運んだ幼馴染が、とんでもない事を企んでいるとも知らずに。
『All's fair in love and war(恋と戦争は手段を選ばず)』
「じゃあまた明日。お休み、アリエト」
「あ、あぁ///お休み、シュベルト‥‥」
「‥‥………」
結局、アレからまた30分程話しを続けた二人は喋ろうと思えばまだまだ喋れる程話しに花が咲いていた。
其れでも、明日早いから。と頃合を見計らってシュベルトから切り出して席を立ったのだ。
そんな訳で、律儀なアリエトに見送られて彼は自室へと帰ったのだが
「……‥明日までなんて待ち遠しくて待ちきれないよ。ねぇ、僕のアリエト」
クス、と優艶に微笑んだシュベルトは途中で踵(きびす)を返しては愛しい女の元へと足を再び運ぶのだった―――
一方。
アリエトはというと。
「…‥‥はぁっ///何だかやけに熱っぽいな、風邪‥だろうか??」
異常な程高くなった体温を不思議に思い、小首を傾げては風呂に入ろうかどうか迷っていた。
「でも、喉も痛くないし頭が痛い訳でも無いし。引き始めにしても‥風邪とは何だか違う気がする」
ぺたり、と手の平を額に当てがっても特に風邪らしい症状は無く。
熱が高い、と言っても凄い高温でも無ければゾクゾクと風邪特有の寒気がある訳でも無かったので。
寧ろ、じわじわと身体の芯から熱を帯びて官能の刺激を無理矢理引きずり出される様な
其の何とも言えない感覚に苛まれて居たアリエトは―――
「……とにかく。風呂に入って薬を貰えば大丈夫だろう」
昼間の演習で汗まみれになった己の身体を洗い流したい誘惑に勝てず、浴場へと足を運んでしまったのだ。
徐々に募る快楽への欲求に気付かないまま。
「ふぅ」
ちゃぽん、と足から湯船に浸かってみせた彼女は一時の癒しに心を和ませ、伸びをしてみせた。
そして久しぶりに出逢った幼馴染の顔を思い出しては
「シュベルト‥昔に比べて随分男らしくなったなぁ///」
昼間見た
服の上からでも見て分かる、彼の其の男らしくて細身の割りに筋肉質な身体を思い出してはハァッと深い溜息を吐いてしまった。
「其れに比べて、私は‥…」
ぽよん、と垂れ下がった豊かなバスト。
其れは同性ならば誰もが羨むサイズであっただろうが、戦女神である彼女にとっては邪魔者以外の何者でも無く。
「情けない。どうして私は男に生まれなかったんだろう」
なんてしょんぼりした声色で呟きながらも、ざぶんと湯船を揺らしては浴槽から出てやったのだ。
そして、シャワーのコックを捻って温かいお湯を浴びたのだが―――
「んんっ///」
ぱしゃぱしゃと霧粒程の細かい水滴に打たれただけなのに
「あぁっ///な、に??」
僅かな刺激にも過敏になっていた彼女の身体は反応してしまったのだ。
そして、彼女の意思と裏腹に勝手に乳首がぷくーっと起ち上がり
「やぁっ?!なんだ、これ…変な気分に、なり‥そうっ///」
ゾクゾクと、シャワーに打たれれば打たれるほど甘い疼きを感じ始めた彼女がブルッと身震いした瞬間だった。
「へぇ、変な気分って‥一体どういう気分だい??僕にも分かりやすい様、説明して貰えないかなぁ??」
「シュッ///シュベルト?!」
ガチャ、と備え付けのシャワールームの扉が勝手に開いたかと思ったら
「其れとも。其の厭らしい身体に聞いた方が早かったかな??」
「あっ///や‥来ないで!!」
大胆にも全裸で彼女のシャワールームに不法侵入してきたシュベルトは、咄嗟の事でどうしたら良いか分からずに困惑するアリエトを尻目に何食わぬ顔をして迫ってやったのだ。
「アリエト。何でそんなに怯えているんだい??子供の頃はこうして一緒にお風呂に入ったじゃないか」
「ッ///」
サァアアッ、と降り注ぎ続ける水滴。
シュベルトの肌は其れを見事に弾き、艶めかしさを増していった。
其れがアリエトには眩しくて。
均整の取れた、其の鍛え抜かれた見事な彼の肉体美にドキッとさせられ
「あ、た‥確かに。子供の頃は一緒に入ったかもしれないけど///」
おまけに初めて間近で見る男性性器から目が逸らせなくなってしまったのだ。
そして、其れに目聡く気付いたシュベルトがニヤリと笑って
「あの時と比べて。君は随分女らしくなったね」
「!!」
さり気無く、キュッと括れたアリエトの腰に手を回してやれば
「あっ……///」
肌に触れられた。
たった其れだけの事なのに、異常に心臓が高鳴って咥内がカラカラになる程の緊張を覚えたアリエトは物欲しそうな目でシュベルトを見上げてみせたのだ。
そんな、無意識で己を誘ってくる厭らしい女神の姿にシュベルトは激しく興奮し、其の立派な雄根を思わず勃起させてしまった。
グンッ、と。
当然、其処から意識を離せなかったアリエトはビックリして
「きゃっ///」
と叫んでしまったのだが―――
「…‥此処をこんなにして。いけない子だね、アリエトは」
「あんっ///」
すかさずシュベルトが彼女の豊満な胸を其の大きな手の平でやんわりと包み込み、モニモニと優しく揉みし抱いて来たので。
ぴくんと身体を震わせ
其のもどかしい愛撫を恨めしがる様にもじもじ両足を擦り合わせてやった女神が
「だめ‥///シュベル、ト‥触らない、で///」
と、懇願しても。
「どうして??君の此処は僕に触られて喜んでるみたいだけど??」
「あ‥‥…///」
ぷくっと張り詰めた乳首やクリトリ/ス、そしてじんわりと濡れ始めた蜜口を指摘されればもう反論する事も出来なくて。
恥ずかしさで一杯になってしまったアリエトは、自分の身体とかけ離れた作りをしているシュベルトの身体をチラチラと盗み見る事しか出来なくなってしまった。
そして、潤んだ蜜壷をヒクヒクと蠢(うごめ)かせながらも
「はぁんっ///や、シュベルトッ///わたし、わたしぃっ!!」
彼女は必死に闘ったのだ。
沸々と湧き上がる、己の欲望と。
「あぁぁあっ///だめ、こんなの…だめなのおぉおおっ!!」
其れでも確実にアリエトは追い詰められて居た。
本当は触って欲しい。
出来る事なら此の雌穴に彼の逞しい雄根をぶち込んで欲しい。
なのに、理性が其れを邪魔するから。
「はぁっ、はぁっ…は///」
いっそ、プライドなんて捨てられたら良かったのに。
と、苦しむ彼女をぼんやりと見詰めて居たシュベルトは勝手ながらもそんな事を思って
「……我慢出来ないんだろう??本当の事を言ってご覧よ、アリエト」
「ッ///」
わざと煽る様に、己の雄根を彼女の太腿にこすり付けてやったのだ。
コスコスと、亀頭部分で突く様に。
そうすれば
「やぁああっ?!な、何してるのっ??シュベルトったらぁ///」
そんな事をされるとは夢にも思って居なかったアリエトが、まるで腰を抜かさん勢いでビックリしてみせるから。
逆に驚いてしまったシュベルトは、其れでも初々しい彼女の反応が堪らなく愛しく思えて
「こうしたら…君は素直になってくれるかい??」
「ひんっ///」
後ろから彼女を抱き締めると同時に、ぴったり閉じた女神の股間に其れを捻じ込んでやったのだ。
ぐにょりと。
そしてそのまま素股で彼女の快感を煽ってやれば
「はぁんっ///や、やめてシュベルトッ!!変な事しないでよぉっ!!」
勃起したクリトリ/スに当たって気持ち良いのか
次第に彼女の蜜口同様其の表情がぐちょぐちょに蕩け始めて来たのだ。
更に亀頭部分でぐいぐい小さな豆を押し潰してやれば
「ひあぁあっ///き、きもち…いいのっ///これ、かんじちゃうぅううっ!!」
処女にも関わらず
彼女はクリ/トリスを逞しい雄根で弄くられる事に快楽を見出してしまったのだ。
「へぇ、気持ちイイのかい??アリエト」
「ふぁっ///いいの、シュベルトッ!!其処、コスコスされるの気持ちいいっ///」
「フフ。戦女神とあろう者が…無様だね。でも‥そんなえっ/ちな君も魅力的だよ」
「あふぅううんんんっ///」
愛液でぐちょぐちょに濡れたペニ/スとクリトリ/ス。
其れが擦れ合うたびに壮絶な快楽を双方に齎(もたら)し、より一層の快感が募っていく。
そしてとうとう我慢出来なくなったシュベルトは
「……‥そろそろいいかな」
「んんっ??なに、が??」
「挿れるよ」
「!!!!!」
彼女の返事も待たずに一気に処女膜を突き破って、女神の秘所に侵入してやったのだ。
ズブンと。
其の瞬間
「あひぃいいいいいっ?!」
アリエトは壮絶な痛みの伴う其れに堪らず叫び声を上げてしまい、ガクガクと全身を戦慄(わなな)かせてしまったのだ。
そして破瓜の証にむっちりとした其の白い太腿を伝って、つぅっと鮮血の赤が流れ落ちると同時に
「はぁんっ?!いやっ!!シュベル、トォッ??」
ぬるぬるとした、其の湿った膣内の感触に一瞬で虜(とりこ)となってしまったシュベルトは我慢出来ずにパンパンと激しく腰を振っては女神の蜜壷を堪能しようと試みたのだ。
だが―――
「やっ‥‥!!だめ、くるしい‥よぉっ///おまん×、めくれちゃうっ!!」
「っ、は///」
ズボズボと容赦なくアリエトの中を陵辱するシュベルト。
未開通だった其処は無理矢理彼の太いペニ/スによって押し広げられ、哀れにも血塗れになっていた。
其れでもズンズンとGスポットばかり攻められたアリエトは―――
「やぁ、んっ///どう、して??そこ、ばっかりぃっ///‥らめっ!!かんじる!!いくぅ!!いっちゃううぅううっ///」
ビクッ、ビクッと断続的に痙攣しては、凄まじい従順振りで快楽の僕となってしまったのだ。
そして、グリッと膣奥をトドメと言わんばかりにシュベルトが抉った瞬間―――
「はひぃぃいいんんんっ///」
じょぼじょぼと失禁しながらとうとう達してしまったのだ。
其のせいで、パスルームのタイルが見事黄色の液体一色に染まってしまい
「あ、あぁああっ///」
死にたいくらいの恥辱を味わった彼女は、ホロホロとついに其の空色の美しい瞳から涙を零してしまったのだが―――
「…‥アリエト。今夜は、たっぷりとお互いを分かり合おうじゃないか。こうして‥肌を重ねて、ね」
「あ///」
ズクンと、また子宮の奥が疼いてシュベルトの立派な雄根を求めるから。
最後に飲んだ紅茶にこっそり媚薬を仕込まれた。などと知る由も無かったアリエトは
「は、い///シュベルト、殿下‥‥///」
幼かった日に捨てた筈の彼への激しい恋情を思い出し、欲望のまま其の身を彼に委ねるのだった。