ふにり。


「!!???」


突然胸に違和感を覚えたルシッドメリー。

そして何事かと思って恐る恐る胸へと目線を下ろした瞬間―――






「…ルシッドメリー///」
「ひゃんっ///」


優しい夫に名を呼ばれたと同時に、もにゅもにゅと胸を揉まれる感触に驚き感じてしまった彼女は



「な、何するの?!タンディウォナーゼさまっ///」


大いに戸惑いながらも、何とか止めさせようと胸を揉む不埒な彼の手を掴んでやったのだ。




しかし



「決まっているだろう??夫婦の営みさ」
「え、ぇっ?!ふうふの‥いとなみ??」


無知なルシッドメリーとは違い、理性的ではあるが性欲の強い竜族として生まれた夫は男女の営みを実地で教えてやろうと企んでいたのだ。


此の幼くて愛らしい、己の妻に。


そして、むにむにと手の平に納まりきらない豊満な幼妻の巨乳を前に




「分からないなら‥私が教えてやろう」
「あぁっ///や、タンディウォナーゼさま?!」


我慢出来なくなってしまった彼は、妻の首筋を後ろからペロリと舐めては


コリコリになった乳首を服越しからキュウッと摘んでは、気が済むまで玩んでやるのだった―――






『忘れる瞬間は鮮やかに』





「はぁ、んっ///」
「どうだ??ルー。気持ち良いだろう??」
「ん、ん///わ、わかんないよぉっ///」



延々と大きく育った胸ばかり揉まれ続け、夫である男に言い様に玩ばれているルシッドメリー。



すっかり勃起してしまった乳首は彼の愛撫を酷く喜んでおり、時折気紛れの様にぐにぐにと摘まれる度に



「あぁんっ///や、ぁっ!!おっぱい弄っちゃだめなのぉ!!」

じわじわと募る弱火の様なもどかしい快感に苛まれ、勝手に甘い声が漏れてしまうのだ。




其れが何よりも恥ずかしくて。



「可愛いぞ、ルー。もっと声を聞かせてくれ」
「ふぁっ///や、やだよぉ!!こんなの‥恥ずかしいのにぃっ!!」


勝手に漏れる嬌声を酷く恥ずかしがったルシッドメリーは、何故夫がこんな事をするのか意味も分からずただ嫌々と首を振るばかりだった。



そんな、幼くて性に詳しくなかった妻をより一層愛しく思った夫は




「私は貴方の声が好きだ。いや、声だけじゃない。顔も、其の無邪気な性格も‥貴方の全てを愛している。だから今夜は貴方の全てを私に捧げて欲しい」


余程一緒に寝るのが恥ずかしかったのか

ずっと背を向けて寝ていたルシッドメリーの身体を強制的に仰向けにしてやり、其の上に圧し掛かる様に覆い被さって来たのだ。




だが、コレにはルシッドメリーも危機感を覚えて




「いやっ///重いよ、タンディウォナーゼ様!!どうしてこんな事するの??」


何とか逃れようとじたばた暴れ始めたのだ。



しかし―――




「無駄だよ」
「ひゃんっ///」



ペロッとフェイスラインを舐められたかと思ったら



上に跨(またが)り、妻の身動きを封じてみせた夫は真新しい彼女のネグリジェを力任せに引き裂いてやったのだ。



ビリッと。


そして、お気に入りのネグリジェを引き裂かれて一瞬唖然としてしまったルシッドメリーを余所に




「ルーは大人しく私に抱かれれば良いんだ」
「はぅっ///」


そのままカプッと妻の胸に齧(かじ)り付いてやった夫は、ちゅうちゅうと赤子の様に吸い付きペロペロと咥内で乳首を舐めてやったのだ。




「ひゃぁあああっ///」


其の、くすぐったい様な何とも言えない感覚にルシッドメリーの身体が切なげに戦慄(わなな)く。




「やだよぉっ!!あぁんっ///だめ、おっぱい舐め舐めしないでぇっ///」



同時にぴちゃぴちゃと乳首を舐められる音が彼女の耳に入って来て。

卑猥な水音に顔を真っ赤にしながらも、ルシッドメリーは己の意思とは裏腹に酷く感じてしまって下半身をしとどに濡らしてしまったのだ。




ぐっしょりと。


其れに気付いた夫が



「……本当は感じているんだろう??」
「か、かんじる??」
「そうだ。自覚が無いなら私が手取り足取り教えてやるぞ」
「!!!!!」



ホラ。などと言って


彼女の下半身に手を伸ばし、下着越しにくっきり映った割れ目をそっと指でなぞってやったのだ。



そうすれば



「ひあっ///や、やめて!!どうしてそんな所触るの?!」


おしっこしたみたいに其処がびしょびしょに濡れている事に驚きながらも


其れ以上にどうして夫がそんな場所を触るのか、理解不能だったルシッドメリーは鋭い声を上げてそう訊ねてみせたのだ。



だが、タンディウォナーゼはケロッとした表情でこんな事を言い出した。




「貴方に気持ち良くなって欲しいからだよ」

と。



そして、其の意味を妻が半分も理解出来ない内に下着をスルスルと脱がしては




「さぁ、力を抜いてご覧??」
「はひっ///」


ぐぷんと、いきなり指を一本其処に埋め込んでやったのだ。



其処は当然未使用で、指一本通すのも至難の業なくらいキツくて狭かった。




「あぁああああっ///いやぁ!!い、いたいよぉっ///」
「ルシッドメリー…‥‥」


キュウキュウと指に吸い付いてくるくらいの強い締め付けに、ゴクリと息を呑むタンディウォナーゼ。




けれど妻の痛がり様は尋常では無く、身も心も幼い彼女には流石に無理があったか??と一瞬不安にさせられたのだが。



「すまない、直ぐ慣れるだろうから‥耐えてくれ」
「や、やぁ!!うごかさないでぇ!!」


此処まで来たらそうそう止められる訳が無かった。



何せ下半身はすっかり臨戦状態。

加えて、可愛すぎる妻の鳴き声と必死な表情は反則級にいじらしくて愛らしかったので。





「ふぁああんんんっ///やだ、やだよぅタンでゥォナーゼ様ぁあああっ///」
「ルー、余り煽らないでくれ///本当に…我慢出来なくなる」



ぐちゅぐちゅと、丹念に内部を解しつつも

募る苛烈な性欲を抑えきれなくなってきたタンディウォナーゼは、性急に内部を貫きたい衝動に駆られ



「あ、んっ///あ…あおるって、なぁに??」
「ッ///」



瞳を潤ませながらそう訊ねて来た妻を前に

とうとうなけなしの理性がプツンと音を立てて切れてしまったのだ。





「クソッ///もうダメだ、挿れるぞ!!」
「え、あ…??なに、を??」
「すまない、ルー。痛かったら言ってくれ」
「!!!!!」



ググッ、と狭い膣道を掻(か)き分け、押し入る様に侵入してくる夫の立派な性器。


其れはまだ未熟なルシッドメリーの身体にとって拷問以外の何者でも無く。




「や、あ゛ぁああああっ?!」



まるで全身が引き千切れるかの様に鋭い痛みに襲われ、思わず耳を塞ぎたくなる様な金切り声を上げてしまったのだ。




其れでも急に止める事なんて出来ないくらいもう追い詰められて居たタンディウォナーゼは痛がる妻の背中を優しく撫でては



「愛してるぞ、ルー」
「いやぁ!!痛いよ、ホントに痛いの!!だから…ッ///」
「‥‥頼む。今暫く耐えてくれ」
「ッ///」


彼女の鎖骨や首筋、おでこ、唇にキスを沢山落としながらも


なるべく彼女の小さな身体を労わって、そのまま動かずに居てくれたのだ。





「タ、タンディウォナーゼさまぁ///」
「…ルーの中は温かいな。このままずっと入っていたいくらいだ」
「そ、そんなのだめだよぅっ///」


其れでもずっとこのままで居る訳にもいかず。



ゆっくりと彼が腰を引いてみせれば



「んんんっ///」

ズズズ、と膣壁が立派なペ/ニスに擦(こす)られてしまい



処女だったルシッドメリーに痛みとも快楽とも覚束(おぼつか)ない、不思議な感覚を与えていったのだ。



そして訳の分からないまま





「ルー。動くぞ」
「あっ///ま、待って!!まだ動いちゃ‥んひゃぁあああっ///」



激しく腰を前後に振って膣奥を抉る勢いで貫いてきた夫のせいで

彼女も徐々に募る快感につられて淫らに腰を振り、最終的には夫の愛撫を求めてしまうのだった―――












そして、長い長い竜族同士の夜の営みも終わり。




「…夫婦の営みもなかなか良かっただろう??ルー」
「うん///初めてでビックリしちゃったけど‥とっても気持ち良かったよ!!ナーゼ、大好きっ///」
「わ、私もだぞ///ルー」


身体を交えた事により、身も心も満たされ一層の愛情を覚えた二人がベッドの上で仲睦まじくいちゃついていた瞬間だった。




「…‥‥あーーーっ///」
「ど、どうした??何かあったのか??」


急に大きな声を上げてガバッと起き上がったルシッドメリー。


そんな彼女を心配し、堪らずタンディウォナーゼも起き上がるが―――




「もーぅ!!ナーゼの馬鹿馬鹿ッ///あのネグリジェ、とってもお気に入りだったのにこんなにビリビリにしちゃってぇ!!」
「!!!!!」
「コレ、すっごい人気で手に入れるの苦労したんだよ??ぜったいぜったい、許してあげないんだからねっ///」



無残にもビリビリに引き千切れて

最早原型を留めていない、哀れな布切れと化した物体を見せ付けられても後の祭り。



しまった!!

なんて今更焦りを覚えたタンディウォナーゼが




「悪かった。許してくれ、ルシッドメリー!!必ず弁償するから、同じモノを貴方の為に手に入れてみせるから!!」


などと必死な形相で頼み込んでも




「フンだ。ナーゼなんて知らないっ///」


すっかり機嫌を損ねてしまったルシッドメリーはなかなか夫を許す気持ちになれず。



後日、血眼になって同じネグリジェを夫が見つけてプレゼントしてくれるまで口を聞かずにずーっといじけていたそうだ。




其処まで聞いて、成る程。と唸ったアリエトであったが。




「…‥流石魔界一のおしどり夫婦。喧嘩と言うよりは単なるノロケにしか聞こえんな///」
「何か言った??アリエトー」
「あぁ、いや!!なんでもない‥‥」


其れって喧嘩とは少し違うんじゃ‥


なんて心で呟きながらも、妹分であるルシッドメリーには突っ込めずに言葉を飲み込むのであった。



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