Medium story
□銀の女剣士に暴君は恋をした
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酒を取って部屋に戻れば当たり前だが
カス鮫の妹がいた。
ただ、部屋を出る前と違ったのは
コイツが起きている、という事。
「…もういいのか」
『あぁ゛、大丈夫だぁ。』
「…そうか。」
短い会話を終えるとカス鮫妹は立ち上がり
少し乱れた服装を整えだした。
「…どこに行く」
『あんた今から酒飲むんだろぉ?』
「…そうだ」
『いつも1人で飲んでるって兄貴が
言ってたからよぉ、邪魔しちゃ悪ぃから
外に出ようと思ったんだぁ』
世話になったぜぇ、と言って
立ち去ろうとするコイツに対して
何故か俺は焦りをおぼえた。
もしかしたら二度と会えないじゃねぇか、
という俺らしくもねぇ焦り。
気付けば俺は扉ごとコイツを押さえていた。
『な、なんだぁ…?』
「…付き合え」
『あ゛?』
「酒に付き合え。」
銀の女剣士に暴君は恋をした。
何でよりによってカス鮫の妹なのか
自分自身理解出来ねぇ。
…が、この感情に気付いた時点で決めた。
必ずコイツを俺のモンにしてやる。
叶わねぇならその時は、
かっ消してでも俺のモンにしてやる。
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一応狂愛ではございません(´^ω^`)
誇虎は狂愛、好きですけどね(笑)
20121122
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