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□女神ならば空を、
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貴方は本当に優しくて温かい人。

太陽の様な笑顔に私はどれ程救われた事か、
貴方はそんなの知らないのでしょうね。



貴方は私を“俺の女神だ”と言った。

でもね、それは違ったでしょう?

私は貴方の悪魔となる存在。

実際私は貴方に数え切れない嘘をついた。

それは気付いていたのでしょう?


「誇虎ー…っ」


ほら、だからそんな悲しい顔をしないで。

私は貴方を裏切れないけど
ファミリーを裏切る事も出来ないの。

それなら私が出来る事は、ただ一つ。

仕方ないでしょう?

貴方に出会ったことが私の運の尽き。

貴方に出会った時点で私の運命は
こうなるって決まってたのかもね。



そこまで言うと私は崖の縁にもう一歩、
踏み出す。

待て誇虎、と後ろで
愛しい彼の制止の声が聞こえる。

私と貴方は愛し合うべきでなかった。

だから最初から最後まで私は決して貴方に
愛してる、とは言わない。

“大嫌い”と言う私の言葉の裏に
“愛してる”の意味を込めて。

さよなら、ディーノ。

軽やかに私はジャンプして飛び降りた。









女神ならば空を、飛べたのに。









そしたら死なずに済んだのに、ね。

ーENDー

キャバッローネの一員として侵入した
敵対ファミリーのスパイ女の話し。

ありきたりで何かさーせん\´`/

そしてディーノさん出番なくてごめん!

書きたかったんです、
この設定でディーノさん夢を!

皆様の広い心でお許しを!

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