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□心臓が保たないから止めてくれ
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『ねぇディーノ?』
「んー…」
『ディーノ、朝ですよー?』
「んー…」
困った。
我らがボス、ディーノが寝坊助さんです。
彼の部下でもあり恋人でもある私は今、
彼の抱き枕な状態となっています。
確かにこれは幸せです、
幸せなのですけれども!
『ディーノ…今日は会議があるんですけど』
「んー…」
駄目だ、完全に寝ぼけてるね。
こうなったらー…
『じゃあディーノ、先行くね?
…私、スクアーロさんとデートだから』
「なっ、スクアーロと、デデデデ、はぁぁぁ?!」
『あ、起きた。』
先程の寝坊助さんから一変。
凄い焦ってる。
『ディーノ可愛いー♪』
「ちょ、誇虎、スクアーロと
デートってどういう事だ?」
『あぁ、嘘だよ?』
「う、嘘?!」
『だってなかなか起きないから。
対応策をロマーリオさんと
考えたんだ、って、うわっ?!』
突然体が回転して、それで。
ベッドと垂直だった体が
今はベッドと平行になっている。
目の前には天井を背景にディーノの顔。
お、押し倒されてる…?
『ディ、ディーノ…?』
「本当に嘘、だよな?」
『え、当たり前じゃん』
そう言うとディーノはハァァァと
溜め息を吐きながらそのまま私を
抱き締める。
「あのさ、そういうのは、なんつーか…」
心臓が保たないから止めてくれ
ぎゅーっとディーノが私を抱き締める力が
また強くなった。
でもこの状況に心臓が保たないのは
私だけだろうか?
−END−
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ディーノさんに押し倒されたら
誇虎は鼻血噴きます(^ω^)
そんな思いで書いたのがコレ。
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