†Jilbreak“Demone nero”†
□聞イテ無イノカ。
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「また居候増えんのー?!」
並盛町のとある木造住宅に
一人の少年の叫びが響き渡った。
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「誠に申し訳ないっス、主(アルジ)。」
ペコリ、と土下座する少女に綱吉は
あはは…と苦笑いを漏らした。
青っぽい紫色の長髪に
やる気ゼロ(だるそう)な金の瞳。
この目の前の不思議な少女こそが
新しい沢田家の居候である。
名は確か、黒乃紫鬼だったような。
自分の事を“主”と呼ぶのは何故か、
あえて聞かないでおこうと思っていると
少女・紫鬼は一度上げた顔を
再び床に付きそうな程に下げた。
「暫くの間お世話になりますしですね
ご用があればなんなりと申し付け下さい」
「いや、そんなのいいですし!
えーと、紫鬼さんも何か
理由が有って居候するんですよね?
それなら仕方ないっていうか…」
「あり?」
「え、どうしたんですか?」
「おかしいなー…主も私の事、
みっちゃんから聞いてないんスか?」
「え?み、みっちゃん…?」
聞 イ テ 無 イ ノ カ 。
(ど、どういうことですか?)
((あの野郎…言ってないのか!))
(あの、紫鬼さん…?)
(…主、敬語は使わないで下さい)
(え、いや、だからあのー…)
(それと私の事は紫鬼とお呼び下さい)
((質問は無視ですかー!!!))
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※後書き
始まりました脱獄少女の物語!
我らがXANXUS様はもっと後の方の
出番となりますが…
とりあえずまずは並盛の子達と
いっぱい絡ませて下さい!
それでは(^ー^)!