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□我が運命を…
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青い空。
無限に広がる野原。
中心には一本の木。
コ コ ハ ド コ ?
「おや…目が覚めましたか?」
その木の下には一人の少年。
「何故?私は死んだ筈ー…」
「ええ、貴方は死にました。
“友達”達の裏切りによって、ね。」
特徴的な髪型に赤と青のオッドアイをした
不思議な雰囲気を纏う少年ー…
「貴方は裏切られた過去を悲しみ
傷付く事を恐れて寂しさから目を背け
孤独を選んだことで闇に己を閉じ込めた」
「何を、言ってるの…?」
「次第に周囲は貴方を異質者として
気味悪がりそして遂には貴方を
・・・・・・
貴方方の世界から追放した。」
「意味、わからない…」
そして僕は、と少年は笑みを浮かべ
・・・・・・
「貴方をこちらの世界へ連れてきた」
ア ナ タ ガ タ ノ セ カ イ ?
コ チ ラ ノ セ カ イ ?
「貴方の存在は次元を、世界を越えて
僕を魅力したー…
僕には貴方が必要なのです。」
嗚呼、でもね?
私は、もう死にたいの。
私は、貴方を、必要としていない。
私は、誰も、信じたくない。
私は、裏切られるのが、怖い。
私は、仲間を作るのが、怖い。
私は、絆を、壊されるのがー…
「ですがもう一度だけ、
試しに生きてみませんか?
貴方の運命(さだめ)を僕に、
預けてはみませんか?」
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