第3章 -タイトル未定-
□3章25話 -エルフ-
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相棒であるPちゃんを胸に抱え、側で話を聞くアリス。
アリス「!」
サニア「どうしたの?」
ピョンとPちゃんはアリスから離れ、どこかへと駆けて行った。
アリス「ちょっと、どこ行くの!?」
走る相棒を追いかける。
Pちゃんの向かう先は茂み。
それを見てマシロは眉を顰めた。
智「どうしたんだろう」
雅「大丈夫かな?」
サクサクと茂みを歩く。
アリス「Pちゃ〜ん!」
先ほどから呼びかけてみるも、辺りから聞こえて来るのは鳥のギャアギャアとした鳴き声のみ。
アリス「出て来ない……」
不安に瞳が潤む。
そんな時だった。
背後からシュルシュルと何かがアリスに近付く。
アリス「! きゃあっ!?」