第3章 -タイトル未定-

□3章21話 -ラーシェル-
2ページ/17ページ

大野が指し示す方向に目をやる。

翔「……あれって……」

傷だらけの机の上に一枚の紙。

雅「何?」

翔は机に近付いて白い紙に手を伸ばした。

翔「ラグナロク・D・ゲルマン……。これ、お前の本名か?」

ラグナー「そうだ」

潤「やけに素直だな」

ラグナー「バレてしまっては、今更隠してもしょうがないだろ」

サニア「潔いのね」

和「ラグナロク……」

雅「翔ちゃん」

翔「!」

雅「それ、俺にも見せてくれる?」

翔「いいよ。はい」

雅「ありがとう」

雅「えっと、何々……」

文書を手に雅紀は固まった。

潤「相葉くん?」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ