第3章 -タイトル未定-
□3章21話 -ラーシェル-
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大野が指し示す方向に目をやる。
翔「……あれって……」
傷だらけの机の上に一枚の紙。
雅「何?」
翔は机に近付いて白い紙に手を伸ばした。
翔「ラグナロク・D・ゲルマン……。これ、お前の本名か?」
ラグナー「そうだ」
潤「やけに素直だな」
ラグナー「バレてしまっては、今更隠してもしょうがないだろ」
サニア「潔いのね」
和「ラグナロク……」
雅「翔ちゃん」
翔「!」
雅「それ、俺にも見せてくれる?」
翔「いいよ。はい」
雅「ありがとう」
雅「えっと、何々……」
文書を手に雅紀は固まった。
潤「相葉くん?」