第3章 -タイトル未定-
□3章20話 -闇の精霊の力-
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突如として現れたひとりの男。
男は吐き捨てるように雅紀達に言い放った。
?「俺の研究の邪魔をする者は許さない。直ぐに出て行け」
潤「出て行けって……」
智「また随分な言い方だなぁ。まぁ、勝手に入ったオイラ達が悪いんだけど」
翔「……」
雅紀の側にいた翔。
険しい表情をしたまますっくと静かに立った。
雅「! 翔ちゃん…?」
翔「人の研究所に勝手に入って悪かったと思っている」
雅「…っ」
?「ここに来た理由は何だ」
翔「単刀直入に言わせて貰う。俺達は今、精霊を探している。“闇の精霊”を」
?「…闇の……精霊……」
翔「!」
相手の顔色が変わった。
翔「……」