第3章 -タイトル未定-
□3章17話 -安らぎの時間-
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人は、この世に一億三千万人はいると言う。
同じ空の下で暮らす人は様々な想念を持ち、生きる人の数だけドラマがある。
雅「はぁぁあっ!」
水神と呼ばれるヤマタノオロチ。
その水の神に雅紀は走り込んで剣を頭上から振り下ろす。
雅「…くっ!」
振り下ろした剣は、展開された青いシールドとぶつかった。
雅「っ……!!」
バチバチと散る火花。
歯を食いしばって剣を押し込む雅紀だが、張られたシールドはかなり頑丈でビクともしない。
翔「強い…」
潤「流石は神様だな……」
雅(早く、早く決着をつけなきゃ!)
雅「でないと、アリスが!!」
ギュッと瞑った瞳。
飛び散った涙がキラリと輝く。
翔「相葉くん!!」
雅「!」