第3章 -タイトル未定-
□3章15話 -孤独-
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ずーっと独りぼっちだった。
毎日毎日、あたしはヘンテコな機械しか作らないからって……みんなから避けられて。
あたしは、すっかり“変人”の目で見られていた。
村にはたくさんの子供達もいたけど……。
アリス(楽しそう……)
あたしも、あの中に入りたい。
あたしだって友達欲しいよ……。
アリス(…けど、話かければ皆、逃げるしな……)
村の子に伸ばしかけた手を……あたしはそのまま引っ込めた。
――――――――――――。
アリス『ママ。ちょっと相談があるんだけど……』
ここは研究所。
ウチの両親が毎日のように使う研究室である。
アリス『ねぇ、ママってば!』
リアーナ『後にして。こっちは今、大事な研究で忙しいの』
アリス『…っ。は〜い…』