第3章 -タイトル未定-
□3章14話 -共闘-
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イズン村へと来た一行。
シュウ「久し振りだね、君達」
翔「シュウさん!」
以前、ニノが倒れた時に世話になった医者のシュウさん。
今回は見知らぬ女の子をひとり連れていた。
赤と言うべきか、または桃色と言うべきか……そのような色の髪色を持ち、黒く細いリボンで左右にちょこんと結っている。
?「その子……」
紫色の短いスカートを靡かせて、女性はアリスを背負う大野にゆっくりと歩み寄った。
?「シェリア・バーンズです。背中の彼女、凄く具合悪そう。少し診せて貰えるかしら」
智「え?」
シュウ「彼女は救護の子だからそう構えなくていいよ」
智「何だ……救護の人か」
大野は優しく背中からその場にアリスを下ろした。
雅「さっき、応急処置で魔法をかけたんですけど……あんまり効いてないみたいで」
翔「ってことは、風邪じゃない?」