第3章 -タイトル未定-
□3章12話 -獣化する者-
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デュラン「あ、来たね」
潤「どうも」
雅「こんにち―――」
和「相葉さん、ちょっといい?ごめん、デュランさん。先にさ、お水くれないかな?」
デュラン「水?」
和「…具合の悪い人が約2名、いるんでι」
「ははは……」と、力なく笑うニノの後ろで案の定例の人達がバテていた。
翔「お前のお姉さん……本当、どうにかならんのかι」
アリス「ならん。無理。だってお姉ちゃんだもん……」
翔「はぁ〜。マジ飛行艇嫌だ…」
翔は頭を抱えた。
青い顔をしてしゃがみ込む。
ふたりの背中を、リズは必死に優しくさすっていた。
行商人「大丈夫かい?」
リズ「!」
視界に入った足に、リズは顔を上げる。
リズ「お久し振りです!」