第3章 -タイトル未定-
□3章1話 -翔の試練-
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“運命の日”は、突然訪れた。
智『はよー』
潤『リーダー。はよっす』
今日は朝から雨。
楽屋に入るなりニノが怖い顔をしてズカズカと近寄って来る。
智『! な……何ι』
妙な威圧感に気圧されて思わず体が反射的に硬直した。
和『……おはようございます。あのさ、ちょっとコイツの目を見てくれません?』
智『は?』
和『相葉さん!』
雅『はいよー』
智『!』
ニノの合図に雅紀が白い何かを抱き上げた。
智『……何、その犬ι』
雅紀は、手にした動物をニノに手渡す。
〈犬じゃないよ、僕〉
智『おー。喋った。玩具か…?最近の玩具はよく出来てんなー』