05/03の日記

17:52
【BL週記】アドブロック系とアンチ・アドブロック系――アフィリエイトをめぐる永遠の闘争

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 こんばんは。(º.-)☆ノ






 いまネットで何が起こっているのか?‥おぼろげながら、やっと少しわかってきました。

 “フライング広告”のことは、前々回にも書きましたが、いまインターネットで見ているパソコンやスマホのスクリーン画面に、見ているサイトとは別にふらふら現れて、画面(見ているコンテンツ)を隠してしまう迷惑な広告の帯や四角い窓のことです。一般にこれを何と言うのか知りませんが、ギトンは“フライング広告”と呼ぶことにしています。フラフラ現れる感じに合ってるからですw

 サイト(フォレストさんやFC2)が出している広告は、サイトの画面に固定されていて、見ている人が画面をスクロールすれば、いっしょにスクロールしますから、ほかのコンテンツに重なることはありません。見たくない人は、画面をスクロールすればよいのです。サイトさんの広告は、“視聴者の選択権を害さない”という広告の基本的な倫理原則を満たしていると言えます。

 ところが、フライング広告は、選択の自由を害します。見たくないのに、勝手にふらふら現れて来て、見ているコンテンツを見えなくしてしまう。そして、スクロールしても動きません。一部のフライングは「×」印が付いていて、消すことができますが、大部分には「×」が付いていません。つまり、消したくても消せないのです。

 とくにスマホに出るフライングの中には、透明な膜で画面全体を覆っているものがあって、気づかずにコンテンツのリンク(サイトさんや管理人が、参照先へ跳べるように作ったリンク)をタップしようとすると、その上を覆っているフライングのほうがタップされてしまい、その広告のサイトへ跳んでしまうのです。

 フライングから跳ばされる広告サイトは、まともなものもありますが、詐欺請求の悪質サイトや、ハードコアポルノの跳び出し動画、効能の不明な詐欺まがい商品など、超悪質サイトが満載です!! 「料金未払いです。すぐに電話してください!」などという文字にビックリさせられるのも不快ですが、異性愛者のポルノは、年少者だけでなく、私たち同性愛者にとっても嘔吐ですし有害ですやめてくれ!と叫びたくなります!!!



 この種のフライング広告は、所属サイトが出しているわけではないので、ブログの管理人としては対策の施しようがありません。端末(パソコンやスマホ)ごとに、出たり出なかったりします。フライングの“もと”は、スパイウェアとして、端末のパソコンやスマホの記憶装置に入りこんでいたり、ブラウザに巣食っていたりするのです。端末ごとに、視聴者に対策をとっていただくほかないのです。



 このような迷惑・有害な広告に対しては、それらが出ないようにするソフトや消すソフトがあります。ギトンはこれまで、「Adblock Protecter」というフリーウェアのソフトを使って、自分が見る場合の対策としていました。ところが、最近、このソフトが効かなくなってしまいました。

 効かなくなった原因は、ブラウザとして使っている Google-Chrome がアドロックを止めたからです。しばらくたつと、アドブロックはグーグルに削除されてしまいました。















 悪質なフライング広告を消してくれるアドブロックが、どうして「不正」なんだ!? ……と、ギトンも最初はカチンッと来たのですがw‥‥よく調べてみて事情がわかりました。

 グーグルがどうしてアドブロックを目の仇にするのか?‥‥やっと“しくみ”の一端が判明しました!!













⇒:anti-adblock を無効化する uBlock Protector は Nano Defender として活動を始めた






 ……つまり、フライング広告を排除するアドブロック系フリーウェアと、そのアドブロック系を無効化しようとするブラウザ企業の開発するアンチ・アドブロック系との間で“永遠の闘争”が展開されているのです!!

 そして、ブラウザ企業きもいりのアンチ・アドブロック系は、アドブロック系がフライングだけでなく、アフィリエイト広告まで排除してしまうことをネにもって、やっきになって反撃しているというわけですw

 アフィリエイトは、フライングとイコールではありません。大部分のアフィリエイトは、フライングのような有害なことをしません。また、たとえばギトンが管理人をしているサイトでは、アフィリエイトはいっさい導入していませんが(ギトンの信念として、読者をダシにしてアフィリエイトでお金を稼ごうなどという下賤な稼業には、いっさい身を染めるつもりはありません!!!!)、フライング広告は勝手に出てきます。

 たとえば、日本で恐らく1,2位のブロガー数を誇る『アメーバー』は、さすがにフライング排除機能が完備していて、フライング広告はまったく出ません。しかし、アフィリエイトはしばしば出ます。管理人がアフィリエイトを導入していなくても出てきます。

 アフィリエイトがフライングと違うのは、『アメーバ』のコンテンツの上に重なるのではなく、コンテンツのあいだに割り込んで出ることです。たとえば、↓こんなふうに:















 ↑この広告は、管理人のギトンはまったく関与していないものですが、おそらく『アメーバ』と提携しているのでしょう、出てきます。グーグルが出してくるアフィリエイトもあります。しかし、これらは、コンテンツを隠したりはしないので、なんら害はありません。

 ところが、フライングを撲滅するために導入したアドブロック系は、フライングだけでなく、これらの無害なアフィリエイトも消してしまうのですw そこで、グーグルはじめとするブラウザ企業は、アドブロック系を目の仇にして闘争を挑み、アンチ・アドブロック系を開発して配布しているというわけです。あたかも自分たちが“正義の味方”であるかのように宣伝しながら‥‥



 たしかに、グーグルの出してくるアフィリエイトは、たいへんに“お上品”なものです。悪質な広告内容は、ごく一部です。大部分の広告は健全ですし、それだけでなく、読者が消すことができ、また、「この広告は不適切である」等の意見をグーグルに送ることができます。たしかに、広告を優良なものにしようとするグーグルの努力は評価できるのです。

 しかしながら、グーグルの配布するアンチ・アドブロック系は、アドブロック系を無効化して、アドブロック系が駆除していた悪質なフライング広告を蔓延させ、読者の視聴を妨害する結果になっています。

 たとえば、フライング広告は、読者が見たいコンテンツを隠すだけでなく、サイトさんが出している正常な広告さえ隠してしまいます!! このようなフライング広告に対抗する手段を導入することは、インターネットを視聴する読者の必要最低限の権利だと言わなければなりません!



 アンチ・アドブロック系の進化に対抗して開発されたアドブロック系の最新ヴァージョンは、↓こちらから入手することができます:





 ⇒:anti-adblock を無効化する uBlock Protector は Nano Defender として活動を始めた






 ただ、↑こちらで扱っているのは、ブラウザとしてグーグル・クロムを使っている場合だけです。マイクロソフトのウィンドウズ・エッジや、またスマートフォンのフライング対策については、こちらには情報がないので、調べていただくほかはありませんが、各種検索エンジンによる情報収集は、現在たいへん困難になっています。それというのも、検索エンジンを運営している企業はみな、アフィリエイトを配布する企業であり、フライング広告の排除には無関心、むしろフライングを撲滅するアドブロック系を目の仇にしているからです。



 ここで、あらためて認識してほしいのは、わたしたちの民主主義社会のしくみです。“なんでも結構”なユートピアのような社会は存在しえません。どんな社会にも、利点もあれば欠点もあります。

 私企業は、自分が進めている事業以外には、目が届かないものです。これは“利潤追求”以前の問題です。私企業が、どんなに純粋な気持ちで、自分の行なっている事業を、正しくクリーンなものにしようと努力しても、それはそれだけのことしかできないのです。そのクリーンな努力の結果として、悪質な者の活躍の余地が増えてしまったり、悪質な者に対抗する手段を妨害したりすることは避けられない、と私たちは思わなければなりません。

 私たち消費者は、私企業が宣伝する美しいコトバを“うのみ”にすることなく、私たちの環境を悪化させないためには、みずから努力し、選択権を行使していかなければならないでしょう。

 上に立つ者が“何が正しいか”を決めてしまう専制的な社会ではなく、自由な社会を私たちが維持するためには、これは最小限負わなければならない手間なのです。









ばいみ〜 ミ




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カテゴリ: BL週記

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