宮沢賢治の《いきいきとした現在》へ
[1件〜6件/全6件]
□第1章 「詩ではない」と言う詩人 改訂完了!
.
宮沢賢治本人の発言から、賢治詩の《方法》である「心象スケッチ」の実体に光を当てようとすると、それは「心象」の「記録」である、「心理学的な仕事」の準備である―――などの言葉が返ってきて、私たちは、とまどいを覚える。
(i) 「或る心理学的な仕事」
(ii) 「きれぎれに風に吹きとばされて来た」コトバたち
.
□第2章 賢治詩の特異性をめぐって 改訂完了!
.
吉本隆明による賢治詩の特異性の指摘から、賢治詩の《方法》を解明する端緒を得ようとする。
(i) 吉本隆明
(ii) セザンヌとメルロ=ポンティ
(iii) 賢治詩の「体系的な構想」
.
□第3章 “もの”と名前 改訂完了!
.
中原中也によってなされた、賢治詩の《方法》の先駆的解明を参照する。
(i) 中原中也
(ii) フッサール
(iii) ふたたび賢治詩の特質について
.
□第4章 “こころ”と世界 改訂完了!
.
宮沢賢治における「心象」という用語について、自説をあきらかにする。
「心象」は“心像”ではない。それは、現象学の言う《現象》そのものであり、意識によってとらえられた生々しい始原の世界である。
(i)「心象」
(ii) 「スケッチ」
(iii) 異界と日常世界
.
□第5章 「心象スケッチ」がめざしたもの 改訂完了!
.
数限りなく繰り返される推敲という賢治詩の《方法》によって、「心象スケッチ」は、不可避的に《本質》の叙述へと高まる。しかし、推敲という《追体験》は、作者をくりかえし《体験》の現場へと引き戻すのであり、作品は「心象スケッチ」たる内実をたもちつづけるのである。
(i) 限りなき推敲、たゆみなき《本質看取》
(ii) 《本質》は何をめざすのか?
(iii) 変貌する世界、ゆるがぬ眼差し
.
□こちらは しまいへん 完結!!
.
姉妹編だよ
[1件〜6件/全6件]
[戻る]
[TOPへ]