闇に生きる者

□中忍試験の始まり
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我愛「君達、悪かったな」


イバ「いや、こちらこそ悪かったな」



イバラがナルト達を睨みつけている

おー怖っ…ナルト達震えちゃってるよ



我愛「どうやら早く着きすぎた様だが
俺達は遊びに来たわけじゃないんだからな…」


カンク「分かってるって」


『なぁ、お前面白いな…我愛羅だったか?』


我愛「砂漠の我愛羅…暗月と言ったな?」


『あぁ…そうだよ』



俺は我愛羅の傍まで行って

耳元で囁いた



『お久しぶりだね、守鶴くん』


我愛「!?」


『ほら、よかったな…お互い名前が聞けて
…な?サスケ』


サス「え…あ、あぁ」



何故俺が一尾、守鶴の事を知っているのかと言うと

前に少しだけ戦った事があるからだ


月影として砂隠れに向かった時に

丁度、我愛羅が暴れていたので抑えてやったんだ


まぁその時の記憶は無いだろうがな



『じゃ…また会おうな、我愛羅
中忍試験で待ってるぞ』


イバ「暗月、先に行くな」



俺等は我愛羅達の元から離れた


本当は変な視線とチャクラが有ったから

そこに行きたかったが、どうやら逃げられたらしい



サク「…中忍試験?」


テマ「アンタ等は何も知らないんだな
中忍選抜試験の事だ」


ナル「何それ?」


テマ「ハァ…いいか……?」



テマリとか言う奴はナルト達に中忍試験の事を話しているらしいな


地獄耳舐めんなよ




次の日、ナルト達はカカシに呼び出されたらしい

隣がとてつもなく騒がしかったからな


寝坊したのだろう



『あ、やべぇ卵無い…目玉焼き抜きかぁ』


イバ「卵ばかり食い過ぎだ、痛風になるぞ」


『生でも料理しても美味しい食いもんなんて滅多にないだろ』


イバ「野菜を食え、野菜を」


『そう言うイバラだって稲荷寿司ばっか食べてるじゃん』


イバ「……そろそろ出発するぞ」


『飯は?』


イバ「目玉の砂糖漬け、常備持ってるだろ?」


『あ、そっか…ならいいや行こう!』



どうやら俺達とカカシが着くのが一緒だったらしい

途中で会ってそのままナルト達の元へ向かった



カカ「やぁ、おはよう諸君
今日はちょっと人生と言う道に迷ってな…」


「「ハイッ!嘘!!」」


『カカシさん…人生の道に迷ったんだぁ』


イバ「そのままずっと迷っていればいいものを…」


カカ「相変わらず酷いね、暗月とイバラ」


ナル「で、何の用なんだってばよ?」


カカ「あぁ…いきなりだが、お前達を中忍選抜試験に推薦しちゃったから」


サク「何ですってー!」


ナル「またまたぁ…そんな事言ってもごまかされ……」


カカ「志願書だ」


ナル「カカシ先生大好きィーッ!!



カカシはスッと三人分の志願書を出して見せた

それを見たナルトは嬉しさのあまりカカシに抱き着いていた



カカ「おい、よせ…離れろって」



焦ってるカカシ可愛いな



カカ「ゲホンッ…とは言っても推薦は強制じゃあない
受験するかしないかを決めるのはお前達の自由だ

受けたい者だけその志願書にサインして
明日の午後四時までに学校の301に来る事、以上!」



ナルトとサクラとサスケにそう言って

カカシはどこかへ行った



ナルトはやる気満々だ

サスケもやる気のようだな…

サクラは…知らん、興味無い



暗月とイバラはつまらなそうにその場を離れた



『あぁ…これが潜入任務じゃなかったら、暴れてやるんだけどな』


イバ「お前が暴れたら一瞬で木の葉が終わる、やめておけ」


『はぁーい』


「お、此処に居たんだ」


イバ「誰だ」



イバラが俺を庇うように前に立ってくれた

何だか懐かしい…



アンコ「私はみたらしアンコ、今回の中忍試験の第二試験官よ!」


『へぇ…で、そのアンコさんは何故僕達の所へ?』


アンコ「第一試験は見なくていいからさ、第二試験の手伝いして欲しい!」


「『えっ』」


アンコ「お願い!死体処理とかって案外大変なのよ
だから…ね?」


『……どうして僕達なんですか?』


アンコ「人が居ないのよ、試験とか任務とかでもう大忙しらしいの」


『ハァ…しょうがないですね』


イバ「死体処理ですか…」


アンコ「それじゃあ、待ってるわよ!」



アンコと言う奴は高速で走って行った

何だったんだ、軽く嵐が過ぎたな





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