闇に生きる者

□任務開始
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空がとても綺麗で眩しかった

人々の元気な声も聞こえる


だが闇隠れという静かな里で暮らしていた俺達には

とても煩い雑音の様に聞こえた



『…久しぶりだな、木の葉』


マダ「昔より変わったな…雰囲気とか」



少しマダラと話をしていると


門の横に居た二人の男が

こちらに気付いて近寄ってきた



コテツ「誰だお前達?見慣れぬ格好だな…」


イズモ「木の葉に何か用か?観光か?」



どうやら木の葉の門番のようだ

俺達が来る事をこの二人は知らないのだろうか?



『僕達は闇隠れから配属されて来た者です』


コテツ「配属?こんな子供が…」


イズモ「俺、三代目様に確認してくる」



男の一人が火影邸の方へ行った

それを見た後、もう一人の男は俺に話しかけてきた



コテツ「…そうだ、名前は?」


『呪乱暗月と言います』


イバ「ゲフンッ…イバラ、うちはイバラ」


コテツ「暗月にイバラか…俺はコテツって言うんだ、よろしくな」


『えっと…コテツさん、貴方は中忍ですか?』


コテツ「あぁ…そうだぞ、それがどうした?」


『アハハ…残念ですね、僕はこう見えて上忍なんですよ』



俺がニコニコしながら言うとコテツは固まった

そんなにビックリしたんだ…



イズモ「コテツー!…三代目が通せってさ」



俺達の自己紹介が終わった直後に

さっき火影邸へ行った男が帰ってきた



コテツ「あ…わかったイズモ、門番よろしくな」



俺達はコテツに連れられて火影邸へ行った

イズモは俺一人かよと言っていたが気にしないでおこう



コテツ「三代目様…」



コテツは三代目の部屋の扉をノックした



三代目「うむ、入れ」


コテツ「失礼します」



声が聞こえて、コテツは扉を開けて中に入るよう促した

イバラ(マダラ)と一緒に部屋に入ると三代目火影が座ってこちらを見ていた



三代目「お主等が闇隠れから配属されてきた者か?」


『はい…呪乱暗月と申します』


イバ「うちはイバラです…以後お見知りおきを」



三代目の前で跪き、己の偽りの名を述べた



三代目「頭を上げなさい、暗月にイバラよ
月影殿から話は聞いておる、よく来てくれたのぅ…疲れたか?」



俺達は頭を上げて三代目の顔を見た

結構年取ったな…と思いながら話を続けた



『いえ…大丈夫です』


イバ「…あまり疲れないタイプなので」


三代目「そうかそうか…」



ハハハッと笑い三代目もこちらを見た



三代目「…お主等、上忍なんだってのぉ?」


『僕なんかまだまだですよ…今年なったばかりですし』


イバ「俺は去年からか…」


三代目「じゃが、その歳で上忍とは大したもんじゃ…」


『三代目様に褒めてもらえるなんて光栄です』



俺が少し頭を下げてニコッと笑うと

三代目火影は少し目を逸らした



三代目「お、そうじゃ…お主等の住む場所は
まだ決まってなかったかの?」


『はい…』


三代目「ふむ…今空いてる所は……一つしかないな…
二人で住む事になるがそこでいいか?」


『構いません』


イバ「俺も同じく構わない」



三代目から住む場所を聞き、暗月達はそこへ向かった

明日から木の葉の上忍手続きをしてくれるらしい


とりあえず、住む事になったアパートへ向かおう





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