闇に生きる者

□闇夜の過去U
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飛「うーん……」


『大丈夫か…飛段?』



どうやら飛段は起きたようだ

そっと頭を撫でてやる



飛「んっ……どこ此処?」


『…俺の家…月影邸だ』


飛「月影ぇ?……闇邪神様ァ!?」


『ん…まぁな……俺の事知ってるのか?』


飛「ジャシン教では有名だぜぇ!」



飛段は何やら嬉しそうだ

そんなに俺に会いたかったのか



『あ、そうだ……俺は闇夜、呪乱闇夜と言う』


飛「じゅらん?…あ、聞いたことある!」


『ほぅ…それもまた有名なのか?』


飛「そうだぜぇ!まさか闇邪神様に会うなんてなァー」



コイツ…可愛いな



『…髪長いな、邪魔じゃないか?』


飛「んー…邪魔ァ…
それより闇夜ァ!腹減ったァ」



いきなり呼び捨てになった

無礼な…


でも、飛段はどこか俺に似ている



『腹減ったか…何か食う?』


飛「スペアリブゥ!」



好みは似てないようだがな

それにしても上目遣いで見てくるとは、反則だ



『わかった、スペアリブな』


飛「やったァ!!わーい!」



俺は付き人を呼んで食事の準備をするように伝えた



『…ところで飛段、お前…忍か?』


飛「忍ィ?…忍っちゃァ忍だったぜ!」


『そうか…じゃあ、俺が修行を手伝ってやるぞ』


飛「マジでぇ!?やったァ!!
よっしゃー絶対アイツらの事見返してやるッ」


『アイツ等?』


飛「…湯隠れの奴等ァ!」


『…そうか』



それから俺達は一緒に暮らし始め

飛段の修行を手伝った


以外に飛段は覚えが早い

何故か呪術が出来たので教える事にする





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