闇に生きる者

□不死との再会
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湯隠れ近く

一人の男が立っていた



飛「ゲハッ…ゲハハ……ゲハハハハァ!!」



何か厄介そうな奴が居るなと思っていたが

よく見ると何処かで見たような顔だったのだ



飛「ハァ〜…いってぇ〜…グサグサグサグサ刺しやがってよォ…」



湯隠れの抜け忍…そしてもう治りかけている傷

俺は確信した、アイツは



飛「ん?…誰か居んのかァ?」



闇夜はその男の前へ行く

やはり…こいつは



『…お前、飛段だな?』


飛「へ?…あぁそうだけどォ…何で知ってるワケ?そんなに俺有名だったっけ?」


『違う…覚えていないか?この顔を』



闇夜は顔を隠すためにしていた

ローブのフードを取った



飛「ッ!…その顔…闇夜ァ?闇夜かァ!?」


『…思い出したか?』


飛「闇夜ァ…会いたかったぜぇ!!」



飛段は涙を流しなが闇夜に抱き着いた

そんな飛段の頭を優しく撫でてやる



『ハハッ…元気そうで良かった』


飛「おうよっ!…闇夜も元気だったかァ?」


『あぁ…俺も会いたかったぞ飛段』


飛「闇夜ァ…闇夜ァ!」



甘えながら猫の様にすりすりしてくる

まったく、相変わらず可愛い奴だ


そして闇夜は、ある事を思い出して言った



『…そうだ…なぁ飛段、行く所無いなら暁に入らないか?』


飛「暁ィ?」


『そうだ…俺達の組織なんだが』


飛「闇夜も入ってんのかァ?」


『あぁ、もちろん…』


飛「じゃあ入るゥ♪」



か…軽いな


今すぐアジトへ帰りたいが

此処へ来た目的は他にある



『わかった…その前に、任務終わらせるか』


飛「任務ゥ?」


『…一緒にやってみるか?』



久しぶりに飛段の戦いを見たいな

強くなっているのか?



飛「やるやるゥ!!」


『そうか…じゃあついて来い』


飛「あっ…待てよ闇夜ァ!」



闇夜が目的の場所に向かい、走り出した

飛段も一緒に



さて、俺の見ない間にどれだけ成長したのか

お手並み拝見といこうか





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