闇に生きる者

□送葬
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君麻呂は素早く棺桶を奪い戻した

あの見た目…かぐや一族か?



君麻呂「遅すぎるよ…多由也
それに他の三人はどうしたんです?
元五人衆ともあろう者達が……」


多由也「どうしてお前が…体は…お前の体はもう……」


君麻呂「もはや僕は肉体で動いてはいない、精神の力だ」


多由也「ったく、この死に損ないが…」


君麻呂「それと……」



君麻呂が俺の方を向いたと思ったら

こちらへ向かって来ていた


だがその瞬間、君麻呂の影からイバラが出てきて

俺を蹴飛ばした


イバラの攻撃は俺の急所にばっちり入った

痛い



…で、あの君麻呂とか言う奴

少々早いな、接近戦に慣れている様だ



イバ「ナルト!ソイツ等は任せたぞ!!
俺は俺で…暗月と決着をつける」


『クッ……イバラ…ッ』


君麻呂「…まぁいいとしよう
大体の事は聞いている、暗月」



君麻呂は振り返って俺を見た後

棺桶が置いてある所へ戻った



君麻呂「今なら少し分かる…肉体という牢獄から抜け出した情報生命としての感覚…
大蛇丸様の夢の一端に触れている感覚

この器は大切な夢の器…だがお前等は少し遅すぎた」



その瞬間、周りには君麻呂が発してるであろう殺気が広がった

まだまだマダラよりは下だが、少しばかり冷や汗はかく殺気だ


何を思ったのかナルトが君麻呂に突っ込んで行くのが少し見えた

イバラに顔を掴まれてそれ以上は見れなかった



イバ「すまない暗月、しばらくの間殴られてくれ…いいか?」


『!…わかった……ッ!!』



俺の了解を得たと同時に腹を殴られた

内臓が抉られる様に痛い


顔を掴んでいた手を離され、顔面にも一発入れられた


やはりマダラは容赦ないな



『うぐッ…ゲホッ……チャクラで攻撃力を増してあるのか
今のは…痛かったぞイバラ!』


イバ「フンッ…敵となった以上、容赦はしないぞ暗月!」


『そうでなくてはな…来い!!』


イバ「逃がさんぞ暗月!!」



そう言って俺達はひとまず道を戻った





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