闇に生きる者

□三忍揃い
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ナルトは本当に修業が好きらしい

何日もそんなに休まずに螺旋丸の修業を続けている


よくもまぁそんな根性があるもんだよ



怖いわ



『若いよなぁ…イバラ?』


イバ「俺達だって実年齢は100以上だが、見た目も肉体も下も若いぞ」


『…何サラッと下ネタ混ぜてんだよ』


イバ「何だ、いつもしてる事じゃないか」


『いっ…言うなぁ///』



今日も元気そうで何より



イバラとくだらない下ネタ話したり

ナルトの修業の指導したりしていたら


いつの間にか6日目の夜であった



周りには練習で穴だらけの木が散乱している

その中心に疲れ果てたナルトが横たわっている


少しは成長した部分もあったが、まるで駄目だ

こいつはチャクラのコントロールが下手だ



まぁそれも直る時が来るだろう、いつか…な



倒れているナルトをシズネが見つけて

宿へ連れて行ったのを横目に見ながら


俺とイバラも宿に戻った




翌朝、俺達も疲れていた所為か

大分寝過ごしてしまったようだ


いや、それにしてもイバラまで…ん?

この隅に置いてある線香、睡眠薬の香りがする



なるほど、綱手の仕業か



『綱手の奴…やってくれたな』


イバ「か弱い女風情が…俺達をなめおって……」


『追うぞ!凄く嫌な予感がする』



俺は闇呪眼を使い、更に闇チャクラを消費し

デフォルトの感知範囲よりもっと広げて


綱手達を探しながら宿を後にした



闇チャクラが少なくなると、無性に闇が欲しくなるから

あまり使いたくないが…今は仕方がないか



『見つけたぞ…!』


イバ「…よくも俺達にあんな真似をしてくれたな」


綱「ッ……早かったね…薬の効き目が悪かったか」


カブ「なッ…大蛇丸様、あの二人は?」


大蛇「フフフ…内緒」



俺は息の上がっている綱手を放って

カブトに攻撃を仕掛けた


だが避けられ、おまけに左腕の筋肉を斬られた

瞬時治療ですぐ治したけどな



『ぐァッ…へっ!その程度か?』


綱「…ッ(斬られた筈なのにすぐ動いただと!?この小僧…このカブトや私より格上!)」


イバ「……暗月、あまり攻撃するな…
先ほど闇チャクラを使ったばかりだろう」


『そうだな、少し休むか…楽しそうなんだけどな』



この後、自来也達も到着した様で

俺達は少し離れた所で傍観だ


さっきの腕の痛みも引いたし

腹が減ったので目玉の砂糖漬けを食べる事にしよう



イバ「ん?綱手は血が苦手の様だな」


『嘘だろ?……本当だ、血を見た途端にチャクラが乱れ始めた』


イバ「トラウマか…?」


『俺もトラウマはあるが、あぁはなら…いやなるな、俺もあぁなる』


イバ「駄目じゃないか」



その後は大蛇丸が蛇を口寄せしたり

自来也が綱手の薬の所為で口寄せを失敗したり


色々あり皆が死にかけになってる、いやそうでもないが



というか、イラッと来たのかドガドガと

綱手を蹴っているカブトの後ろ姿が面白くて


俺が笑いすぎで死にそうだ



『ひゃっひゃっひゃっぉえっぐははははははぁ!!』


イバ「どんどん下品な笑い方になってるぞ暗月」


『そっ…そう言ってるイバラだって!つられてちょっと笑ってるじゃんかぁぁははははははっ!!』


イバ「…ブフッ」



二人で大笑いしていると空気を読めと

カブトがこちらにクナイを二本投げてきたが


俺もイバラも片手で受け止めてやった



『はっはっはっはっ!!悪い悪い眼鏡クンっ』


イバ「造作もないな」


カブ「……あれ、大蛇丸様に頼まれて作った毒が塗ってあるはずなんだけどね」





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