闇に生きる者

□初Cランク任務
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静かな森…風がスーッと通るのが聞こえるくらい穏やかな森林に忍びが六人


あるものに狙いを定めてじっと身を潜める

まぁ、忍んでこそ忍者なんだけどね



カカシ「…目標との距離は」


ナルト『5m!何時でも行けるってばよ!』


サスケ『俺もいいぜ』


サクラ『私も!』


『……一応俺も』


イバ『…じゃあ俺も』



目標を見て取ると、カカシが合図を出した



カカ「…やれ」



その合図と共に全員…ナルト達は一斉に飛び出した


そして見事に目標を捕える事に成功した

ちなみにターゲットはというと…



猫である
トラって言う名前の猫


正直可愛くない…

捕まったトラはナルトの顔を引っ掻いている


だがナルトの腕から逃げ出したトラは俺の後ろに隠れた



『…イバラ、懐かれたよぅ』


イバ「どんまい暗月」



ちなみにその猫は大名の妻のペットである

逃げ出したい気持ちはわかるぜトラ



三代目「…さて、カカシ隊第七班の次の任務は……」



三代目は次の任務の話をし始めた

もちろんDランク任務、まぁ無理もないが



…実にくだらない

平和ボケし過ぎにも程がある


その前に俺とイバラに何て事やらせんだ
一応、上忍っていう設定でナルト達の護衛だけどさ



カカシせんせーもよくやるよね…

仕方ないか、先生だもんな



ナル「ダメーーッ!!
そんなのノーサンキューッ!

俺ってばもっとこう…スゲェー任務がやりてーの!!他のにしてェ!?」



ナルトがとうとう痺れを切らしてブーイングを出す

やっぱりな…そろそろだと思ってた


そのブーイングを聞いて三代目の隣に居たイルカが怒鳴りだした



イルカ「バカヤロー!
お前はまだぺーぺーの新米だろーが!!

誰でも初めは簡単な任務から場数を踏んでくり上がってくんだ!」



木の葉の簡単な任務は本当につまらないな

雑草取りとか…忍じゃねぇだろ


闇隠れでは一番簡単な任務は人肉狩りやその手伝い

その次に暗殺、一番難しいSランク任務で国潰しだ



ナル「だってだって!
この前からずっとショボイ任務ばっかじゃん!」



そこでカカシがナルトを殴り、止めた

続いて三代目の任務についての説明が始まった


長いお爺ちゃんの話はスルーしよう

…と思ったらナルトも聞いてなかった



ラーメンの話だし…よくお腹痛くならないよな

人柱力って凄いのかな?


カカシが三代目に謝ってる、ナルトが話を聞いてないからだぞ

…俺も聞いてなかったけど



ナル「あーぁ!そうやって爺ちゃんはいつも説教ばっかりだ…

けど、俺ってば…もういつまでも爺ちゃんが思ってる
悪戯小僧じゃねーんだぞ!」



ナルトが拗ねたのかそっぽを向いた

それを見たイルカは驚き、三代目が微笑み、口を開いた



三代目「…わかった、お前がそこまで言うなら……

Cランクの任務をやってもらう
内容は…ある人物の護衛任務だ」



Cランクの任務と聞き、皆はビックリしていた

うん…皆良い顔だな、ナルトは喜んでるし



ナル「アハ!…それって誰?誰?
大名様?それともお姫様!?」


『ただのCランクでそんな大仕事来るかよ』


ナル「なんだァ…」


三代目「今から紹介する……入って来てもらえますかな」



三代目がそう言うと扉が開き

誰かが入ってきた



「なんだァ?超餓鬼ばっかじゃねーかよ…」



酒を飲みながら愚痴を言い、入ってきたおっさん

…めんどくせぇ奴だなオイ



「特に、そこの一番ちっこいアホ面…
お前、それ本当に忍者かぁ!?お前ェ!」


ナル「アハハ…誰だー一番ちっこいアホ面って……」


『…お前だ馬鹿』


ナル「…………
ぶっ殺す!!


カカ「これから護衛する爺さんを殺してどーする、アホ」



カカシのツッコミが入ったところで、おっさんが簡単な自己紹介をし始めた

どうやらおっさんの名前はタズナ、橋作りの人らしい


で、そのタズナ…さんが国に帰って橋を完成させるまでの間の護衛らしい





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