闇に生きる者

□サバイバル演習
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次の日、暗月は目が覚めカーテンを開けた

起きるのが早すぎたのか、外はまだ少し暗い

シャッと窓を開けて空を見た


しばらく経ちイバラも起きたので朝食を作った



『楽しみだな…演習』


イバ「どうせ俺達はやらないだろう?」


『いいじゃないか、俺達は俺達で遊んでいれば…』


イバ「……そうだな」



朝食も食べ終わり

着替えや装備などの準備をし、集合場所へと向かった


まだ集合場所には誰も居なかった


空をぼんやりと見上げていると

自分の影から何かが出てきた



焔「おはようございます、闇夜様にマダラ様」


『今は暗月だ…馬鹿』


イバ「俺はイバラだ、焔…気を付けろ」


焔「あぁ、そうでしたね…すみません」



出てきた焔と話していたら

ナルト達が来た



サク「あっ…暗月くーん!イバラくーん!」


ナル「早いなァ暗月達…」


『…カカシは?』


サス「…知らん」


ナル・サク(今カカシ先生を呼び捨てにした!?)


焔「ぁ…初めまして」



焔がナルト達に挨拶をしていた

いつもはあんなキャラじゃないんだけどな



ナル「……姉ーちゃん誰だってばよ?」


焔「アタシは暗月様の部下ですよ」


サク「そうなんですか!へぇ〜…お綺麗ですね」


焔「アハハッ…アタシ男だけど、そう言ってもらえると嬉しいなぁ〜」


サク「えぇっ!?男性なんですか!お綺麗ですよ〜」



チッ余計な事を…

俺は焔に帰るように言い、また空を見上げた



ナル「お前…どっかのめんどくさがりの奴みてェーだな」


『…シカマルの事か?』


ナル「え?知り合いだったのか!?」


『昨日知り合った』


ナル「へぇ〜…」



その時一瞬イバラがムスッとした

何て可愛いんだ、嫉妬しているのか


それから…何時間か待った後にカカシが来た

もう呼び捨てだ、だって年下だし


でも流石に喋る時はさんくらいは付けるか



演習場へ行くと何やらカカシは色々と準備をしているようだ

まぁ、俺達にはあまり関係のない事だが


これは下忍になる素質があるかどうかを確かめるものらしい

俺達はもう上忍だから関係ない…ナルトとサスケの援護だけだし



カカ「ここに鈴が2つある…これを俺から昼までに奪い取る事が課題だ

もし昼までに俺から鈴を奪えなかった奴は昼飯抜き!
あの丸太に縛り付けた上に目の前で俺が弁当を食うから」



鬼畜だな、カカシ先生

朝飯食うなってきっとこの事だろうな



カカ「鈴は一人1つでいい
2つしかないから…必然的に一人丸太行きになる」


サク「あれ?4つじゃないんですか?」


カカ「あー…暗月とイバラは演習しなくていいの、上忍だし
昨日四人だけでって言っただろう?」


サス「………」



サスケが俺とイバラをじっと見ている

何故か少し照れながら


可愛いなオイ



カカ「…で、鈴を取れない奴は任務失敗って事で失格だ!
つまりこの中で最低でも一人は学校へ戻ってもらう事になる訳だ」



皆緊張してんだなぁー

顔が面白い事になってるぞ



カカ「手裏剣も使っていいぞ
俺を殺すつもりで来ないと取れないからな」



余裕そうだなカカシ…まぁ上忍だし当たり前か



サク「でも!危ないわよ先生!」


ナル「そうそう!黒板消しも避けれねぇー程ドンくせーのにィ!
本当に殺しちまうってばよ!」



黒板消しって…何したんだナルト(笑)



カカ「世間じゃさぁ…実力のない奴に限ってホエたがる
ま!ドベはほっといてよーいスタートの合図で……」



ナルトはドベと言われてムカついたのか

クナイを取り出した




ガシッ




カカ「そう慌てんなよ
まだスタートは言ってないだろ」


サク(嘘…まるで見えなかった…!)


サス(これが…上忍か……)



ナルトはカカシに後ろを取られてた

何だ遅いな…まぁ、中々やるもんだ


流石コピー忍者のはたけカカシ…だっけか?



カカ「でも、ま…俺を殺るつもりで来る気になったようだな
やっと俺を認めてくれたかな?

ククク…なんだかな
やっとお前らを…好きになれそうだ」



カカシがそういうと皆が構えた



カカ「じゃ、始めるぞ!…よーい……
スタート!!





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