闇に生きる者

□音の四人衆
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サスケの気配を追っていたらカカシの気配も感じて

少し遠くから様子を見てみると、どうやら掴まっているらしい


多分兄への復讐をやめる様に説得でもしてるのだろう


俺はそんな事はしない

サスケをただ守る、それだけだ


それにサスケの心を変えられるのはイタチだけだからな

俺が何を言っても届きはしない



ふと、違う四人の気配を感じたので

そこに行ってみる事にした



多由也「いちいち口出しするなゲスチンヤローが」


次郎坊「多由也、女がそういう言葉をあんまり…」


多由也「くせーよデブ


『ブフッ』


「「「「!!?」」」」


『あっ』



折角気配を消して後ろに立ってたのに

思わず吹いてしまった、何という事だ…



次郎坊「誰だお前?」


『お気になさらず…とはいかない様だな』


鬼童丸「コイツ…大蛇丸様が言ってた呪乱闇ッ」



俺は俺の本名を言おうとした奴の口を素早く塞いだ



『それ以上言うと、どうなるかわかってるか?
お前って…命知らず?』


左近「多連脚!!」


『……お前もか』



俺は攻撃してきた奴の足を片手で掴む

少し衝撃が強かったが、どうということはない



左近「なッ…多連脚を片手で!?」


鬼童丸「やめろ左近、この方はボスキャラぜよ!
俺達が敵う相手じゃない」


左近「…チッ」


『わかればいいんだ……で、狙いはサスケなんだな?大蛇丸にでも命令されたか?』


多由也「ウチらを止めるのか?」


『大蛇丸の傍に持って行かれるのはとてつもなく虫唾が走るが…
殺さなければいい、まぁ死んでも生き返ればいい』


鬼童丸「……なら、貴方は見てるだけでいいぜよ」


『…あまり傷付けるなよ、餓鬼』


多由也「うるせぇビチクソ」


次郎坊「おい多由也…」


多由也「うるせーって言ってんだろデブ」


『……』



抑えろ…抑えろ俺……抑えるんだ…



少し経ち、カカシが去ったのを見て

四人はサスケの所へと向かった


俺はサスケに気付かれない範囲で見守る

それに…アイツ等の能力も見ておきたい



サス「何者だお前ら…!?」


鬼童丸「音の四人衆、東門の鬼童丸」


次郎坊「同じく、南門の次郎坊」


左近「同じく、西門の左近」


多由也「同じく、北門の多由也」



四人は順に名前を言った後

サスケに攻撃していった


音の四人衆か、聞いた事ある名だな

暁の任務途中に寄った里で聞いたのか…?



そこから考えが脱線して行って

飛段の事や角都の事を考えていると


いつの間にやらサスケがやられていた



『まだまだ、だな…サスケ』



それにしてもあの四人、少々強いぞ

大蛇丸の奴はやはり厄介でずる賢い


それに…ん?あれは…!



よく見るとあの四人もサスケと同じ様な呪印が付けられていた

なるほど、大蛇丸のお気に入りってやつか


俺はイバラの気配が俺の感知範囲に入ったのに気付き

すぐにイバラの元へと向かった


俺の決断を伝える為に





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