駄文U

□体験しなければわからないこともある!
1ページ/2ページ

ガタガタとわざとらしいほど手が震える。目の前には現在進行形で交際関係を続けさせていただいている、キドが横たわって真っ赤な顔で俺を睨んでいる。いや、睨んでない、目付きが悪いからそう見えるだけで、睨んでない。
俺はそのガタガタ震える手をキドに伸ばして、その女子特有の柔らかな頬に触れた。どうして、こういうときにだけ女子っぽくなるんだ。目の前のキドを心底妬む。俺の心臓に悪いじゃないか。
キドは触れられただけだというのに、目を強く摘むって体を強張らせた。どれだけ緊張しているのだろうか。俺が言えたことではないが、キドの瞳には涙がじわじわと溜まり、身体も小刻みに震えたままだ。

「…ょ、よし。キド…ぃ、いい…か?き、キキキキス、をするぞ…??」

「ぁ、ああああああ、ああ!!ぃ、いいぞ!!こ、こぃ、シンタロー…っ!」

キドは声を裏返しながら、胸の前で組んだ手を開いて、俺の背中に腕を回した。
その震えようといったらなかった。
しっかりといつものように赤いジャージを着こんだ俺の服なんてお構い無しにガタガタガタガタ震える手がジャージをきつく握っていた。
なんともやりずらいが、キドがいいと言っているんだからいいんだろう、そうこじつけのように思いながら俺は目をギンッと開いたままキドの薄ピンクの唇に自らの唇を近づけた。
ーふに。
なっ、んだこりゃぁぁぁぁぁあ!!!!…っコホンッ!失敬、初めてのキスというわけで少々!誰がなんと言おうと少々!あらぶってしまったようだ…。あまりのその心地よい柔らかさに俺は、つけた唇を離せなくなって、そしたら身体の奥からゾワゾワと沸き上がってきた劣情に従う他なかった。少しキドの唇を離してその柔らかな唇を舌でなめ回して、堪能する。唇ごと口に含んで、舌をキドの口内に突っ込んでキドの味を堪能する。言葉にするとなんて変態チックなのだろう。だが、俺は興奮してしまっていて、それどころではなかった。何かで、ディープキスは舌を使うから双方の虫歯菌がたくさん行き来するってみたが、実際してみればそんなことどうでもいいわ!と叫びたくなるくらい気持ちがよかった。ハマってしまいそうだ。
キドの舌を絡めとって吸ってやると、キドの肩がビクッと跳ねて、俺の背中に回した腕がそのまま背中を殴り付けた。

「ぃてっ…、わりぃ。苦しかったか?」
殴り付けられ、ハッとして唇を解放してやると酸欠で真っ赤な顔を晒しながらキドが俺のお世辞にも厚いとはいえない胸板を容赦なく殴った。

「ぅぐっ…!!」

その攻撃で俺はあっけなくパタリとキドの上に倒れ込んだ。残念無念。

「ちょっ!?し、シンタロー!?す、すまん!だ、大丈夫か!?」

「あ、あぁ…。いてーわ……」

そう呟くようにいったあと、顔を上げようと動かすとふにゅ、と柔らかな何かに頬がふれて、これはまさか…と思いつつその柔らかな何かを手でまさぐると、頭上から可愛らしい声が飛んできた。

「ひゃんっ!ゃ、シンタロー…!」

「わっ、わりぃっ!!………」

慌てて謝ってみるも、その柔らかな何かから手が離せなくなり、そのままその柔らかな何かを揉みしだいていた。
いや、その何かっていうのはわかっている。俗にいう乳房とか言われるやつだろう。…なんというか、一般的に巨乳と呼ばれる類いにはいるであろうモモという妹がいると、同級生の男子とかから「お前が揉んで育ててやったんだろ〜?」なんて笑って言われるが、そんなことは毛頭ない。
俺とモモが仲が悪すぎるってわけではないだろうから、多分きっと普通だ。
だからこう…オンナノコの柔らかい胸、なんかに触る、あまつさえ揉むなんてことは18年生きていて初めてな経験なわけだが…。
なんというか、その柔らかさにビビる。いや、よくそういったいかがわしいビデオを見ることもあるが、やはり体験しなければわからないこともあるんだなぁと悟りを開いたように思い耽ってしまう。にしても柔らかいな、胸。

「…ん?乳首固くなってきてんぞ?」

胸全体をマッサージでもするようにやわやわと揉んでいると、その先端にある濃いピンクの乳首が固くなっているのを感じた。触れる掌にその存在が強く主張される。

「んっ、ゃ…ぃ、うな…!」

キドは興奮しているのか、走ったあとのように息を荒げながら、顔を横に向けた。
きっと表情を見られたくないのだろう。
だがそのキドの気持ちを汲み取らずに、無理矢理こちらを向かせて、その乾いた唇をキスをしかける。
先程のような酸欠状態にさせないように空気の通り道を作れるように四苦八苦しながら、ツンと掌に主張される乳首をきゅっとつねるように摘まんでみる。うすらと空いた唇の端から、息を漏らして小さく喘ぐキドが可愛くて、今度は乳首を重点的に苛めてやる。
唇を離してキドを見やると、キドはぼんやりと焦点がずれたまま俺を見上げていて、下半身がズクリとウズいた。
唇の端から垂れている唾液を拭って、キドのズボンに手をかけた。
なんというか、あの表情には堪えた。
自らも初めてだが、どう考えても負担が大きいのは彼女なわけだから、ゆっくりならした方がいいのだろうと思っていたのだが、そう思う気持ちすら削がれてしまった。あの蕩けた表情を崩したい。鳴いて、よがるような…そんな厭らしい表情を見てみたい。明らかな劣情が俺の脳内を占めていた。
だが、他人の服を脱がせるなんぞ初めての経験で、手が震えてしまう。手あせもヤバイことになっているだろう。
キドのズボンを脱がせてやると、なんともエロい黒と紫のパンツが現れ…グバッ。

「そっ、そんなに…見るな!は、恥ずかしいだろ…!!」

「わ、わりぃ!!!」

だがしかし、見なければヤれるもんもヤれないだろう。チラチラとキドを見つつ、その下着も脚から抜いた。
血が通っているのが不安になるほど白い脚に見とれながら、脚の間に身体を挟めながら指を体の中心に向かって伸ばした。

「ぁ…、ゃ、や……!」

キドは怖いのかふるふると身体を小刻みに震わせながらか細い声をあげている。

「…だ、大丈夫か…?」

心配の声をかけているが、お互い初めてなもんだから、正直俺もテンパっている。
手が分かりやすいまでに震えているのはきっとキドだって気づいているだろう。

「…だ、大丈夫…だ」

だが、しかしこちらがわまで頭が回っていないのだろう。目はうろうろと視点が定まっていないし、シーツを強く握る手は力みすぎて白くなってしまっている。

「悪い…」

どう考えても身体に負担がくるのは女子であるキドだろう。体の中に異物…という表現をするのは些か嫌な気分になるが、それを突っ込まれるのだから。そこに快感が生じるとはいえ、初めてはきっと痛いであろう。そんな思いから、苦々しく謝罪の言葉を述べるとキドは柔らかく笑った。

「なに、謝ってるんだよ。俺は大丈夫だから…」

はやく、とその唇が動いた瞬間。理性の糸がギリギリと削がれ、今にも千切れてしまいそうになった。
それを押し止めながら、濡れている秘部に触れる。体温なのだが、皮膚より熱いそこに驚いて、指を離してしまう。だが、それでは進まない、と震える息を吐いてもう一度
触れる。
ザラ、とした手触りとそこ本来の柔らかさ。興奮に息を荒げ、さらに指でつつく。

「ぁっ、ひ…ぅ…!」

キドは胸の前で拳を作って、それを小刻みに震わせた。
その震えを落ち着かせようとするように、その拳にキスを落として、指を奥へ飲み込ませた。

「…ぅ、わ…!」

熱くキツく締まるナカが指を包み込む。その感覚にまたしても驚き、そのまま固まった。
キドも、きっと今までの愛撫とは格が違うのであろう。
ぁ、ぁ…と小さな音を口の端から溢しながら目を見開いている。

「ちょ、だ…大丈夫か…?」

そのあまりの異常さに指を引き抜こうとして、きゅうっと締まったナカで引き抜くことができず、冷や汗が額を流れた。

「ぉ、おぃ…?き、キド…?」

情けなくおろおろしていると、キドが我に帰ったらしく、真っ赤な顔で俺を見上げていた。

「だ、大丈夫…!だから、早く…!しろ、よ…!」

あまりに雄々しい催促だったが、やはり自らも触れることのない場所に指を突っ込まれるというのは居心地が悪く、恥ずかしいものなのだろう。

「わ、わりぃ…!」

焦って、入れたままな指をグリグリ動かす。
すると、まぁ。ナカの熱やらキツさやらを感じてしまうもので。
このキツいナカに俺のを入れるのかと考えるだけで気分が高まってくる。ぐいっ、と指を広げてナカを覗けばピンクの肉からとろりと透明だがねとりと粘り気を帯びた粘液がとろりと垂れてくる。

「…………ッ」

ごくり、と無意識に唾を飲み込む。
いれたい。雄としての本能が疼いてしようがない。指を引き抜いて、通常装備である赤ジャージを脱ぎ捨てて男の刀を取り出した。それはもう今すぐにでも目の前の鞘に納められるぜといわんばかりにバッキバキに勃起していて、目を見開く。
それをキドのヒクつくそこに宛がうと、「っ、ぁっ…!」と切なげな声を上げてブルッと震えた。

「…入れるぞ?」

「…こ、わぃっ…!し、んたろー…!」

ぎゅっと力みすぎて白くなった手で俺にしがみつくキドの頭を撫でて、深く息をはいた彼女にズンッと自らのそれをいれた。

「ひっ!!ぁ、あぁぁあぁあぁぁあぁあぁああ゛あ゛あっ!!!」

「っ…く、」

キドの凄まじい悲鳴じみた声が耳をつんざき、キツく締めつけるナカに脂汗が滲み出る。は、と小さく息を吐いて呼気を安定させ、キドを見つめる。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ