駄文U

□『寂しい』なんて貴女に付け入るためだけの言い訳
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夜も更けた午前3時12分。
何故か、目の前にはマリーが俺を跨ぐように手をついていた。
パジャマ姿のマリーはその赤い瞳からポタポタを涙を俺の頬に落としながら、そのお願い、を口にした。

「ねぇ、キド。お願い…」



「私に、抱かれて…?」

さみしいの。
そう呟いた口はもう止まらなくて。
寂しい。みんなで遊園地であれだけはしゃいで遊んでも。
あれだけセトに大切にされていても。
どこか、心の一番大切な所がポッカリ空いてなくなっちゃったみたいに。
何をしても、何をしても。心が満たされなくて。
だから、私考えたの。
キドのサラサラな黒髪を弄びながら私は歌うように言う。

「キドを、抱いたら寂しさなんてなくなっちゃうんじゃないかなって」

そうして、立て続けに捲し立てる。

「だから、ね?お願い…。キド。私の寂しさを…紛らわせて?」

キドは、誰よりも優しいからこれを断れないことも知ってるよ?
それに甘んじて…こんなことをいう私はなんて最低なんだろう。
きっと、みんな嫌いになっちゃうね。
俯いて涙をこぼす私にキドは腕を伸ばして、私を抱き寄せて言うの。

「……仕方ないな」

ああ。そんなんだから。
私みたいな悪い子に捕まっちゃうんだよ…?



ズッ、とわざと音を立てさせて擦り合わせる。私も勿論、息が上がって興奮しちゃってるけど、キドは私の比じゃない。

「ぁはは、キド…。すっごくえっちだよ?そんなに息荒く、しちゃ…って、…気持ちぃ?私のとキドの擦れちゃってるよ?ほら、ねぇ…キドぉ…」

「あっ、ひ、ふ…ぅうんっ!ゃっ、らめ…!ま、りー…!ぁ、あ!ゃめ…ぇ、!」

ガクガクと本能的に揺れる腰で、すっかり硬く起っちゃった私とキドのクリを虐めて、キドははくはくと苦しそうに唇の端から涎をたらしながら喘いでいる。
女の子同士でするのは初めてだったけど、こんなに気持ちいいなんて…!
私は恍惚とした表情でキドに覆い被さってキド自身の唾液でてらてら光る唇を無理矢理塞いで、息を奪う。
キドの瞼がビクビクと震えて、苦しそう。
だけど、そんなところもかわいくてかわいくて仕方がないの。






静かになったキドの唇を解放すると、キドはどうやら気を失っちゃったみたい。
ぐったりと眠るキドをみて、ふふっと笑うとその体をキドの上から退いた。
触れあっていた秘部から銀橋が伸びて、すぐに切れた。
それは少し面白くなかったけど、キドのあんな姿を見れて、私は満足を覚えていた。
キドに毛布をかけて、その鼻粱に唇を落とした。

「…キド、愛してる。私がちゃんとキドを愛玩してあげるからね……」




end
あとがき
こちらも、アンケートで見つけたマリキドですかね!
精神的に寂しいマリーがキドを襲う話だったんですが、なんか違いますねちくせうwwww

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