彼氏に猫耳がつきました


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1話/ちっさいおっさんの、小さい魔法
「タクトー、おはようございますですわ!」勢いに任せて開かれた扉の先には、ベッドの上で枕を抱きしめているタクトの姿があった。そのタクトの姿を見て、莉子は固まる。「タクト、その姿は何なんですの…?」「今流行りの『萌え系』ってやつですか〜?」ニコニコと笑顔を崩さないまま、悪意があるのかないのか、クラリスがサラッと言う。「これは、その…。朝起きたらこんな姿になってて…。」



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