GANTZ/ULTRASEVEN.AX(完結)

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宇宙…
「ジュア!」
赤い巨人が、とある次元世界の月を舞台に一体のエイリアンと戦っ
ていた。
エイリアンの名は『ヒッポリト星人』。
敵をブロンズ像に変えてしまう凶悪なエイリアンだ。
〈エメリウムレイ!〉
「ダアッ!」
赤い巨人の額に埋め込まれたビームランプより、緑色の閃光が放た
れ、ヒッポリト星人を貫いた。
「オァアアア…」
自分の勝利を悟った赤い巨人は背を向けて立ち去ろうとした。
だが、ヒッポリト星人は絶命する寸でのところで、赤い巨人を超能
力で作り出したガラスのカプセルの中に閉じ込めてしまった。
「ヌグォオオ…!!!!」
ヒッポリト星人は赤い巨人の入ったカプセルを捕まえ、そのまま青
い惑星『地球』に向かって赤い巨人共々落ちていった。
「ウワアアアアアア………!!」
その夜、ニュース番組で『謎の赤き彗星』というニュースが放送さ
れた。

その頃…
「やべえっ…!」
地下鉄で二人の高校生が線路ち落ちた男を助けたところ、電車に跳
ねられその若い命を散らした。
「ぎゃあああああああ!!!!」
「う゛わああああ!!!!」
だが、しばらくすると、その二人の高校生のバラバラになった死体
はまるで何事もなかったように血の一滴も残さず消えていた。
これは、その赤い巨人と関わることとなった高校生の物語である。
 

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